2023年10月25日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、キングオブコント決勝で大逆転が起こる「ロッチ現象」が現在は生じにくくなっている理由について語っていた。
佐久間宣行:梅田サイファーとかが、オープニングやるじゃない。で、その前の年ぐらいから、キングオブコントってなんかこう変なギミックがなくなって。オープニングとかも、コント師を格好良くする大会にどんどんなってったのよ。
コント師を格好良くする大会になって、で、全コントのレベルも上がって、スベったって人が出てこないから。だから、ちょっと今のM-1にどんどん近づいてるっていうか。出ただけで仕事が増える大会になってんだよね。
あと、なんかなんとなくキングオブコント、この4~5年とか2~3年見てて思ったのは、いつからだっけかな。いつからか、まぁオークラさんとか審査員入って、審査員がちょっと変わったのと、あとは準決勝で2本ネタやるようになったんだよね。
だから、2本ネタ揃ってる人たちが上に上がるから、どの人たちが上がっても決勝も面白い。いや、だから1stステージがあってファイナルステージも全員面白い。代わりに、なんか大逆転はあんまないよね。
要は、ネタが揃ってるから、決勝でスベるっていうことがないじゃない。準決勝で2本ネタ見せて、2日間ネタやって、そのネタが揃ってる人たちが来てるから、2組とも平均程度ネタが面白い人。
昔はさ、あったじゃん。ロッチが自分で言ってる、「ロッチ現象」(笑)1本目、とんでもなくウケて、2本目ダダスベるっていう(笑)俺、あの2本目のネタも好きなんだけど。単独で見た時はウケてたから、だから自信持って出したと思うが。
まぁ、それでもハマんないっていうことが昔はあったじゃん。で、それで逆転されるとかあったじゃん。それが多分、もうないんだよね。ロッチ現象がもう多分、キングオブコントでないから。
どんどんクオリティは上がってるが、1回戦の結果が結構ちゃんとそのまま決勝に左右されちゃうっていう。逆転がなさすぎるっていう大会になってんのかなっていう風に思いますね。