2021年7月21日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、『あちこちオードリー』は「タレントへの事前アンケートを前提とした番組へのアンチテーゼだった」と告白していた。
普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる 佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2019-2021
オークラ:(東京03飯塚がお笑い愛を語る)その流れがあった中に、佐久間さんが『あちこちオードリー』って番組作ったでしょ?
佐久間宣行:ああ、作った、作った。
オークラ:それで俺は、自問自答の天才だと思ってる若林君が…(笑)
佐久間宣行:うん、そうね。
オークラ:要はあの人って、苦悩とかそういうのも自分にぶつけて、自分なりに答えを出して。
佐久間宣行:そうなんだよね。
オークラ:合ってるか間違ってるか分からないっていうね。
佐久間宣行:自分を刺し続けてるからね。
オークラ:そう。延々とやる、あんな凄いタイプいないじゃないですか。
佐久間宣行:いない、いない。
オークラ:その人が、色んな芸人と向き合って、お笑いっていうものを語るじゃないですか。
佐久間宣行:うん。
オークラ:この二本柱が結局、なんとなくありになってきて、スタンダードになってきたような気がするんですよ。
佐久間宣行:ああ、そうかもしれない。たしかに、最初はオードリーは別に、お笑い論とかを語るつもりはなくて、フリートーク、アンケート番組に対するアンチテーゼだったんですね、元々は。
オークラ:うん。
佐久間宣行:「ここまでしか話せない」が多くなると飽きてきちゃったのもあって。
オークラ:うん。
佐久間宣行:でも、若林はもっといけんじゃねぇかっていうのがあって。お願いしたら、若林君が話したいことが、今の仕事論を話したいになってきて。で、結果芸人さんが来るとお笑いの話になって。
オークラ:はい。
佐久間宣行:で、お笑いの話を「恥ずかしいよ」って人もしてくれるようになって。
オークラ:うん。
佐久間宣行:これどっちなんだろうなって思ったら、めちゃくちゃ響く人が増えたっていうのは、やっぱり若林君の力だと思うんだよね。