伊集院光、東京オリンピック直前に行われている聖火リレーの形骸化した様子を「男根崇拝の奇祭を行う地域の現在」にたとえて語る「やったはやったんですから…的な感じ」

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2021年4月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、東京オリンピック直前に行われている聖火リレーの形骸化した様子を「男根崇拝の奇祭を行う地域の現在」にたとえて語っていた。

伊集院光:男根崇拝。古くから、男根崇拝ってあるわけです。巨大な、リアルな男性器を象った神輿っていうか。樹齢何百年ってヒノキをさ、名工が魂込めて作ったさ、もうカリの太いビクンビクンに青筋の立った、怒張した男根の形の御神体が村なりにあるわけだ。

で、これは何百年も前から、必ず決まってるの。地区に住んでいる年男たちが、全員で担いで、その村の真ん中の山道をずーっと通って。で、もう決まっている田んぼのど真ん中に、ズドーンって突き立てて、「ブラボー!」って。ブラボーかは知らないけど(笑)

「わっしょい、わっしょい」なんつって。で、全員がそれが刺さった途端にですよ、もうみんなトランス状態ですから。これはもう村のための新聖なる儀式ですから。

全員が、ギャラリー全員がもう「エクスタシー!」みたいな。ビクンビクンビクン、みたいな。これ、僕は神聖な儀式の話をしてますよ。それをやらないとお米ができませんとか、疫病が流行りますとか、そういうことになってますから、必ず毎年やってる。

で、なんかでやらなかった年には必ず悪いことが起きてますってことで、もうやらないとその人たちは不安なわけですよ。

だけども、時は流れてそこもどんどん都会化していくわけですよ。田んぼとかもそんなありませんし、神社が残ってますけど、その昔はただの山道だったところも、普通に道路になってますしね。ローソンとかありますよ。

その真ん中…名工が作った巨大な男根は、どんどん黒光りしていきますから。もう名工はもう一生もんとして作ってますし、皆が担いで磨いて、担いで磨いてしてもしてますから、よりヤバい感じになっちゃってるわけですよ。

ただその始まった頃よりも、コンプラがきつくなってますから。子供たちの通学路にもなってますから。そこんところを巨大な男根がきて。ズドーンって。その昔は田んぼだったけれど、今そのズドーンってなるところも、もう実はマンションですから(笑)

マンションの入口のところですから、そこにズドーンとしなきゃいけないんだけど、さすがに…だって、それありきなんだから。それありきで、やんなきゃいけない。理由なんかないんだよ。もうやんなきゃいけないんだから。

ってなってくると、ちょっとずつルールを変えながら、「一応、男根が見えるのはどうかと思います」とか、それに参加するとちょっとうるさい人もいるので、年男なんだけどあんま参加したくないって人とか、周りのいかがなものかとかがある、けどやんなきゃいけないから。軽トラに乗っけて、ホロをかけた上で、「一応、男根はおるんです」ってことにして、元山道だった道を行って、マンションの入り口にしばらく軽トラ停めて帰るっていうことにもうなりました、と。

やったはやったんですから…的な感じに聖火リレーがなってないかって、今(笑)

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