2020年9月29日配信開始のYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』の動画にて、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、キングオブコント2020での滝音のコントは言葉のやりとりだけでなく「動きをつけた展開が欲しかった」と指摘していた。
山内健司:滝音は、早食い大会の選手と普通の客として振る舞うラーメン屋店員みたいな感じで。
濱家隆一:うん。
山内健司:トップバッターで、最初に「いや、大食い中やねん」みたいな感じのネタバラシのところで、しっかりウケてたんですよ。あれ、凄いなぁっていう。
濱家隆一:うん。
山内健司:ネタばらしでウケるっていうのは…
濱家隆一:一番いい形です。
山内健司:一番大事なことなんで。あそこでしっかりウケて、その状況、設定の面白さが会場に伝わったっていうのは、かなり凄いなぁと思います。
濱家隆一:で、この滝音の武器である、さすけ君のフレーズね。
山内健司:フレーズね、これも結構ハマってましたし。めちゃめちゃなんか…トップバッターじゃなかったら、点数はかなり違っただろうなっていうのはありましたね。
濱家隆一:10組とも全員面白いから、ホンマにこのトップバッターとか、運の要素ってホンマに大きいよね。
山内健司:そう。
濱家隆一:俺らも、順番が違かったら、全然優勝できてへんとかあり得るからね。
山内健司:全然、ありえる。それはミルクボーイにも言えるけどね。
濱家隆一:ふふ(笑)
山内健司:ミルクボーイも、トップバッターやったらどうなったかって俺は思うけどもね。
濱家隆一:そんなこと言ったら、俺らもトップバッターやったらどうなるか(笑)
山内健司:結局、そういうことなんですよ。ただ、滝音めっちゃよかったから、僕の好みとして言わせてもらうなら、動きをもうちょいつけた展開が欲しかったなぁっていう。
濱家隆一:うん。
山内健司:結構、お客さんと店員さんのここの掛け合い、フレーズのみの勝負で行ってたから。
濱家隆一:うん。
山内健司:そっからのなんか動きのある一展開。キングオブコントのが4分から5分に伸びたっていう、制作側の意図としてね、展開をもっと見たいっていうのがきっとあると思うので。
濱家隆一:制作側の意図まで考えて出てたん?
山内健司:制作側の意図、大事です。これ決勝行くにあたって。
濱家隆一:ボケって凄いね、ホンマ。
山内健司:より多分、繰り返しだけ、その場でボケ続けるタイプのネタは、時間が伸びれば伸びるほど、ダラッとすると思う。
濱家隆一:見飽きちゃうってことか。
山内健司:そう。だから滝音のフレーズがハマってる。けど、5分ずっとフレーズで行くと、「あ、フレーズだけなのか」って思われちゃうから、そこにプラスで展開を入れたら、滝音のコントは凄まじくさらに伸びるだろうなと思いながら見てました。
濱家隆一:ああ。
山内健司:なんかね、もったいなかったなという。あの空間の使い方がっていうのはありましたね。