2026年6月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、ファンやリスナーに「呼び名」をつけて囲うことが自分はできない理由について語っていた。
リスナーメール:アイドルさん、バンドさん、お笑いさんなどが自分たちのファンに総称をつけてることがありますが、伊集院さんがご自分のファンに名称をつけると したら、どんな名前をつけますか?
これもね、ちょっと深い話になるんですけど。僕が最初、ラジオを学んだ、ラジオを初めてやって、ニッポン放送で、よく話に出てくるディレクターに、もう徹底的に鍛えられて。
「ラジオっていうのはこういうもんでこういうことをしろ、ああいうことをやれ」「お前はこれはどう思ってやってるんだ?」ってずっと言われて。嘘じゃなくて、2時間の番組の反省会を4時間やるっていう、もう謎の、聞きながら。それこそいつも思いますもん、『相席食堂』を観てる時の「ちょっと待て」ってあるじゃん、あの感じ。もう最初の「こんばんは、伊集院光です」「ちょっと待て」だから。
「最初にお前の声を聞くのに、なんだ?あのダレた感じは」なんつって。で、メモ取ってっていう、その感じでずっとやってた頃に、「絶対やんなよ、クソダセェ」って言われてることの1個に入ってました。自分のファンを囲って、何かその総称を作るようなこと。
これを勘違いしないで欲しいのは、でも時代はちょっと変わったかなって思ってることもあります。いくつかその時に、自分の先生に当たる、師匠に当たるディレクターに言われたことで、「点数式のラジオをやめよう」とか。あと、それから「常連さんみたいな言い方をやめよう」とか。「そういうラジオは閉じたラジオで、伸びないから」って言われて。
でも、それで面白いラジオもいっぱいあんの俺も分かるんですよ。で、そのことが逆に言うと、一度ついたリスナーを離さないことであるのも分かるんですけど。
でも、強烈にそこを教育されたせいで、やっぱやってないんですよね。で、その頃、「やるな」って言われた囲うこと。「今、いるリスナーさんが聞くのをやめないようにする効果はあるが、新しく人が入ってこないかもしれないようなラジオは、ダメなラジオだ」っつって。
で、それ具体的にそういうラジオを聞かされて、「このラジオのこういうところが悪い」まで、「なんで俺、人のラジオの反省会もやってんの?」みたいな、そういう日々だった。
でも今、その当時ってラジオって頑張ると聴取率が3%とかあったんですよ。3%って化け物ですよ、もう。だけど、今のラジオは、まぁこれも難しい、タイムフリーで聞いてる人とか入れると、そこまでその人数差があるかどうか分かんないけど。
まぁ、行って…1いったらやっぱ化け物じゃない?ここで。って考えていくと、「囲う方が大切」っていう考え方もあるんだろうと思うんだけど。やっぱ、あんだけ「やっちゃダメなことだ」って言われると、今さらなんかその、ね。恥ずかしくなっちゃうんだよね、なんかね。
それだから、割ととんがってる、割と今、新しいお笑いの人たち、ラジオじゃなくて、割と尖ってるようなお笑いの人も、自分のファンに名前つけるじゃん、なんか。あれやっぱどうしても「ダセェな」って、反射的に思っちゃうね。でも、ただまぁそれしょうがないのか、そこからお金をもらうっていう生き方も、それはそれで正攻法だからね。
だから、あんまつけることはないですね。




