伊集院光、漫画『東京リベンジャーズ』は嫌いなはずの不良モノにも関わらず「途中何度か泣いて、一気読みできた」と語る

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2021年4月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、漫画『東京リベンジャーズ』は嫌いなはずの不良モノにも関わらず「途中何度か泣いて、一気読みできた」と語っていた。

伊集院光:コータロー君っていう、『流れ星 銀』っていう犬の漫画を熱く語っていたコータロー君が、他の後輩のメンバーと漫画の話をすげぇしてて。

何の話をしてるのかなぁと思って聴いてたら、まぁ俺は知らなかったっていうか、「あ、なんか聞いたことあるな、最近、誰かも勧めてたな」ぐらいだったんだけど。

『東京リベンジャーズ』っていう漫画の話をしてて。これがね、ちょっと回りくどくなるよ。微妙なところで、「すげぇ面白い、読んでくれ」という話とまたちょっと違うところなんだけど。

「どんな漫画なの?」っていうのを聞いたら、「好きだった子が死んじゃって、タイムリープをして…」って言われた時に、「タイムリープ…」っていう。これがオッサンの悪いところ、もう老害の悪いところで。何かこう、もう「最近多いよね」みたいな。

「俺たちの若い頃にも、タイムリープっていっぱい読んで、今はそれどれも焼き直しだから」みたいな、俺ら老害は言うわけですよ(笑)

で、さらになんか「不良グループの抗争が」みたいな話になってきて、俺、この手の漫画が一番ダメで。不良クループモノ、それこそ『ビー・バップ・ハイスクール』とかはまさにドンピシャの世代なんだけど、俺は不良礼賛みたいなニオイがした途端に、その漫画に対する嫌悪感を持っていくから。

「不良モノで、タイムリープを繰り返し、過去を修正しようとする」って聞いた時点で、本来だったら読まないんだけど。俺はそのコータロー君が熱く漫画を語るのが凄い好きなのと、あとなんかそういうのも読んでみたい日ってあるわけです。

そんなに熱く語るなら、俺も読んでみるわってなって。で、『東京リベンジャーズ』22巻、全22巻を一気買いし、読むんだけど。やっぱり不良のグループの中の、伝説の何々さんだとか、何々っていうチームの内、アイツがやられるとはみたいなやつが、俺の本当にダメな。全く受け付けない漫画。

一方で、「伊集院さん、あれすら面白いって言うんですか?」ってぐらい、俺は野球漫画ってジャンルになっちゃうと、なんでもOK(笑)野球漫画は全部面白く読める代わりに、不良漫画ってなっちゃうと、全然受け付けない。

でも、途中何度か「うわぁ、その手のやつか…」と思いながらも。あと、「タイムリープね」って思いながら見たものの、結構よく出来てて。で、ちょっとやめるのは惜しいなってなりながら。

タイムリープを繰り返す男の中で、何が起きているのかみたいなことがどんどん進んでいく内に、結局22巻読んじゃうし、しかも途中何度か泣いてるし(笑)凄い良いシーンで泣いてるし。

よくこの老害オジサンが言う、映画でもそうなんだけど、泣く映画が必ずしも良いとは思いませんよっていうのと、あとよく最近の映画を言う時に、「伏線が全部回収されてるんですよ」って褒め方があるじゃないですか。

それも、「伏線が回収されたらなんだよ」っていう。伏線が回収されたら=面白いってことじゃないだろうって言うんだけど。でも、逆に言うと、泣いてて伏線がちゃんと回収されてたら、それはそれで凄いじゃん(笑)

感情移入もできず、伏線も回収せずよりは、全然いいじゃん。もちろん、両方できないんだけどいい映画って、俺あると思ってるし。両方出来た上で何が勝負ってこともあると思ってるんだけど。

俺の中で、「あっ、こんなに俺の嫌いなジャンルの漫画の中でも、こんなに一気に読めるんだ」っていう感じなのね。

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