2025年4月14日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、大阪万博は「行列ゼロ」を目指すより「混雑を楽しませる仕掛け」をすべきだったのではと指摘していた。
伊集院光:僕はちょっと、持論であるのは1970年の頃なんかは、どんどん新幹線もできて。どんどん、スピードを上げてこうってことだから。
今度はリニアモーターカーってなって。未だにリニアモーターカーの話、ずっとしてるじゃんか。でも、時代変わって、別にスピードを上げるっていう時代でもないような気はしてんのね。
俺ね、結構、今度行ったら絶対に乗ろうと思ってんのが、福井県の多分、福井駅から恐竜博物館まで行くバスの内壁が…バス乗るじゃんバスの内装が、結構なスクリーンになってて。
行く間も凄い色んなものが見られる、みたいなやつ。ああいう風にしていけばよくて。並んでもいいけど、並んでる…もう、並び終わっちゃってゴーグル返すのイヤ、ぐらいの(笑)「もっと並びたい」って思うような仕掛けの方が正しくて。
渋滞するんだったら、その渋滞するバスが超面白かったら、それは乗るわけじゃんか。そういうようなことは多分、万博でみんなにアプローチしてみて、結果なんかその移動手段みたいものを早くするよりも、中にいることの快適さを上げるっていうことが、これからのインフラには必要です、みたいなことに。
それは万博の、世界に向けて万博をやる意味あるじゃん。日本だったら、大規模に何か交通網を整備するのはもう発展しちゃってる都市だから難しいから、中が楽しい。渋滞すればするほど楽しかったりとか、何かわかんないけど効率がいいことが起きたりするのを作りました、みたいのがなんか正しい気はするんだけどね。
まぁまぁ、なかなか…行って凄い良かったって言ってる人は、石破首相以外にいるのかな?(笑)それ、聞こえてこない。いや、「良かった」をもっともっと言った方が。「これはすげぇ面白かった」っていうのを見たいよね。まぁ、それがどれぐらい本音に見えるか分かんないけど。
なんか凄い訓練されちゃった子供みたいのが、「未来の世界を感じることができて、とても良かったと思いました」みたいな子が出てきても、俺らはもう心が汚れちゃってるから。その子がどんなに本気で言ってたとして、「ああ、なんか分かんないけど、台本あんなこれ」みたいな(笑)
もしくは、「猛烈な忖度する感じになっちゃってんな、この子」ってなっちゃうから何とも言えないけど。

