2024年7月8日放送の読売テレビ制作の番組『川島・山内のマンガ沼』(毎週日曜25:28 – 25:58)にて、お笑いコンビ・麒麟の川島明が、贋作づくりに手を染めた天才画家が主人公の漫画『贋 まがいもの』を絶賛していた。
川島明:私がおすすめする漫画は『贋 まがいもの』です。
山内健司:ああ。
川島明:これは、ホンマにオモロイですね。まだ1巻しか出てないんですけど。
山内健司:はい。
川島明:2023年からWeb漫画サイト『ハルタオルタ』に連載中。単行本は第1巻まで発売。
山内健司:はい。
川島明:物語の舞台はですね、昭和初期の東京なんです。主人公は、才能を持ちながらも売れない、幽霊画を描き続ける内海素馨こと内海馨さん。
山内健司:うん。
川島明:この人が、とにかく絵の才能はめっちゃあんねんけど、幽霊ばっか描く。
山内健司:うん。
川島明:これも、墓場で描いてるんですよ。墓場で、ずっと気持ちの悪い絵を描いてて、住職にも「どっか行ってくれ」みたいな。で、画商が来ても、「こんな絵、売れへんから。薄気味悪いし、趣味が悪いから売れません」と。
山内健司:はい。
川島明:で、家賃を滞納し続けております。で、家を追い出されそうになるんですけど、居候をさせてもらってる撫子と杏子を食わせるために、一度きりと決めて、贋作づくり。簡単に言うと、偽物、贋作づくりに手を染めてしまうという。
山内健司:はい。
川島明:で、関係性として言っておかないといけないのは、撫子と杏子ちゃんなんですけど、恋人であるとか自分の娘とか全く関係なく。
山内健司:へぇ。
川島明:この内海さん、この男がずっと売れずに路上でウロウロしてたんです。そこに凄い派手なお姉さん、旅芸人のお姉さんが来て、「何やってんの?あなた面白いからウチおいでよ」って。
山内健司:はい。
川島明:その旅芸人の女の子の娘の撫子さん。で、杏子さんはまた違う遠い親戚なんです。
山内健司:うん。
川島明:結局、その旅芸人の女の人は全国ツアーに行ってしまう。もう帰ってこないんです。実は病気で帰れなくなってしまってる。でも、この二人はそれを知らない。
山内健司:うん。
川島明:でも、この家をとられてしまうと、お母さんが帰ってくる場所がなくなってしまうので、これは内海さんが一肌脱ごう、ということで。
山内健司:うん。
川島明:自分の家族にも近い、恩人のために家賃を払うために、贋作づくりに手を染めてしまう。
山内健司:うん。
川島明:めちゃくちゃオモロイんです。
山内健司:面白そうですね。
川島明:絵も綺麗ですし。ぜひ紙で買ってください。