2024年7月8日放送の読売テレビ制作の番組『川島・山内のマンガ沼』(毎週日曜25:28 – 25:58)にて、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、人類存亡の危機を「天敵」を使って回避しようとする漫画『バーサス』をおすすめしていた。
山内健司:僕がおすすめする漫画は、こちらです。『バーサス』です。
川島明:へぇ。
山内健司:2022年から、月刊少年シリウスで連載中。単行本は、第3巻まで発売。
川島明:ほう。
山内健司:『ワンパンマン』『モブサイコ100』などで知られるONE先生が原作、ということで。
川島明:はい。
山内健司:「これ、ONE先生って、あのONE先生か?」って思って、買ったんですよ、この間。
川島明:ちょっと変わってる、絵が。
山内健司:はい。で、簡単なあらすじなんですけど、天敵に勝つことは絶対にできないっていうのが大前提でありまして。
川島明:はい、はい。
山内健司:人類の天敵、魔族が大魔王とその配下である47体の魔王に支配されています。
川島明:めちゃめちゃ魔王いるやん。
山内健司:はい。
川島明:都道府県ぐらいいる。
山内健司:はい(笑)47の魔王が散りばめられてて。で、勇者を47人、選抜して。
川島明:おお。
山内健司:47人がめちゃくちゃ強い勇者を集めて、戦いを挑むんですけど。
川島明:はい、はい。
山内健司:でも、まぁ魔王が強くて。あっさり敗北してしまう。
川島明:うん。
山内健司:つまり、人類にとっての天敵が魔族。
川島明:相性悪いから、勝てない。
山内健司:はい、そうなんですよね。で、その中で、生き残った人類は、別の世界の人類を、召喚してこの世界を助けてもらおうとして。
川島明:はい、はい。SFっすね。
山内健司:で、召喚魔法を使って、他の別次元の人類を召喚するんです。そしたら、その召喚した人類はその世界の天敵に滅ぼされかけてるんです。
川島明:ああ、向こうもピンチなんや。
山内健司:向こうもピンチで。やってきたものの、「いや、ウチも天敵ヤバくて…」って。
川島明:来てる場合じゃない。
山内健司:で、色んな世界の人を召喚するんですけど、色んな世界、13の別世界が繋がるんですけど、全部それぞれの天敵に追いやられて、ピンチになってるんです。
川島明:ほう、ほう。
山内健司:だから、よその次元の天敵を倒してる場合じゃない。ウチの天敵がヤバイからって。
川島明:呼び出されてきたけど。
山内健司:はい。繋がっちゃったけどって。で、そしたら人間側の代表の会議で、「こうなったらお互いの天敵同士をぶつけないか」と。
川島明:なるほど。
山内健司:「ウチはコンピュータ、ロボットが天敵で人類が滅ぼされそうとしてる。だから、こっちの魔族をロボットとぶつけて」とか。「ウチは怪獣で滅ぼされそうになっている。だから、そっちの天敵とぶつけよう」みたいなので。
川島明:オモロ。ああ、戦争させよう、と。
山内健司:それでどうやったらぶつけられるか、とか会議しだすんですけど。
川島明:うん。
山内健司:みんな、ちょっとだけ「自分の天敵が強い」って、ちょっとした変な(笑)
川島明:「俺のライバルの方が強い」と(笑)
山内健司:俺の方がって(笑)
川島明:これ、めっちゃ人間の心理やな。
山内健司:はい。
川島明:「俺の方がヤバイ」って(笑)
山内健司:その感じもあって、人類が助かるために、天敵同士をぶつけ合って、どの天敵が一番強いのか、みたいなのを見せてる漫画なんですね。まだ3巻なんで、どうぶつけて消化していくんやろう、みたいな。
川島明:そうよね。間に合う?これ。
山内健司:ふふっ(笑)だから多分ね、boseさんって構成が必要なんやろうなって(笑)