2019年11月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、TBS系の番組『サンデー・ジャポン』で批判されながらも、女優・沢尻エリカの芸能界復帰について語った理由を明かしていた。
太田光:『サンジャポ』で俺がさ、それこそさ…まぁ、まだ早いんだろうけどね。復帰の話とかね。
田中裕二:復帰の話ね、テリーさんとかね。
太田光:そりゃまぁ、そうだよ、そうだろうけどさ。
田中裕二:うん。
太田光:(杉村)太蔵が…
田中裕二:太蔵はとにかく、一発アウトでダメだ、と。
太田光:あの人は本当に正義感強いから。分かるんだけども…でも、沢尻もなぁ。
田中裕二:うん。
太田光:それは、「なんとかして生きていかなきゃいけないじゃん」って、俺はちょっと思ったから、まぁ…
田中裕二:甘いってよく言われるけどね。
太田光:甘いって話なんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:あの時、デジャブっぽいなぁって思ったのは、清原の話をしてた時に、
俺は「やっぱり、清原っていうのは野球で救われるしかないんじゃないかな」って言ったときに、太蔵は「それは甘いですよ、太田さん」って言って。
田中裕二:うん。
太田光:まぁ、たしかに甘いっちゃ甘いんだろうけど。「だから芸能界甘いんだ」って言われるけど。でも、俺も「そうだったかなぁ」って思いながらも。だからと言ってさ、「芸能界以外のところで生きてくれ」っていうのは、それは無責任だと思わない?俺は別に一族ではないよ、沢尻。
田中裕二:ほぼ関係ない(笑)
太田光:関係ないしね。好きでもなんでもないし。かばう必要もないんだけどね。
田中裕二:ないんだけどね。
太田光:ただ、「芸能界以外で生きてくれ、芸能界には復帰させない」みたいなことで言うと、押し付けられた社会だってあるわけで。
田中裕二:だからそれはね、俺、逆に「芸能界を特別視してる」って、芸能人は言われるんですよ。
太田光:うん。
田中裕二:だけど逆に、そっちの方が特別視してるんですよ。「芸能界での復帰はダメでしょ」って、いやいや、芸能界だろうが、普通の社会だろうが。
太田光:そんなに高い差がある社会じゃないんだよね。
田中裕二:そう。どこであろうが。でも、影響力は違うけどね。
太田光:落ちこぼれの社会なんだけどね。…ここだけの話だけどね。
田中裕二:なんですか?
太田光:芸能っていうのは、倫理じゃないんだよな、実はね。
田中裕二:実はね。
太田光:倫理的なことが芸能ってことではないんだよ。
田中裕二:そういうこと言うと、「古い」とかね。
太田光:そんな時代じゃないのも分かるよ。でも、国が守ってる文楽だとか、歌舞伎の社会、近松門左衛門の話とかも、倫理もへったくれもないんですよ、それに共感するんですからね。
田中裕二:ええ。
太田光:それを国が伝統として守ってるんだから。
田中裕二:はい。
太田光:そういうこともちょっと…まぁ、もちろんテレビはしょうがないと思う。
田中裕二:コンプライアンスみたいなこととかね。
太田光:倫理を問われるのはしょうがないと思う。でも、俺は一言言いたいのは、ちゃんとこれで頑張ろうとしてる人たちもいて、その人たちに影響力はあるよ、もちろん。
田中裕二:うん。
太田光:だけど、その人たちも色んな番組を見ていて、「あ、やっぱり自分たちは排除されるんだ」って思っちゃう場合もあるじゃない。あのやり取りを見ててね。
田中裕二:うん。
太田光:そうすると、「あ、そうか」って。それも影響力だよね、一つのね。
田中裕二:うん。
太田光:で、やっぱり芸能界の中にはさ、ちゃんと復活して、実は凄い名作を作ってる人はいるわけだから。
田中裕二:そうですよ。
太田光:そういう人になって欲しいって気持ちはあるよね。
田中裕二:早いんだよ、それを言うのが。
太田光:お前は甘いよ、だから。
田中裕二:今言うことじゃないからね(笑)
太田光:お前は甘い。
田中裕二:はっはっはっ(笑)俺じゃねぇ、お前が言われたことだから。
太田光:そういうことすぐ言うだろ。だからダメだっていうんだよ、芸能界は。
田中裕二:芸能界だけじゃないんだと思うんだけどね。どの世界でも同じなんだとは思うんだけど、ただ芸能界は有名だから。
赤江珠緒、ピエール瀧に続き沢尻エリカが薬物絡みで逮捕された影響が大河ドラマを襲ったことに言及「NHKさんも大変ですね」
有吉弘行、沢尻エリカに「薬物使用の噂」があったにも関わらず大河ドラマへ出演させたNHKは「身辺調査が甘かったんだろうなぁ」
カンニング竹山、沢尻エリカの薬物所持による逮捕で復帰を前提とした依存症治療を勧める社会になって欲しいと語る「スリップしても、もう一回治療を」