2022年12月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、甲本ヒロトとの写真撮影で「今年起こったことの中で一番笑った」というハプニングが起こったと告白していた。
伊集院光:俺はヒロトさんとツーショットを撮る喜びと、あともしくは俺の主役の場所じゃないからっていうことで、ずっとカメラさんが「次、こうしましょうか、ああしましょうか」ってことに従うつもりで。
で、ヒロトさんもちょっとそれに気をつかってくれてんだよね。ヒロトさんも、「笑ってくださいがずっと続いたりするのは、僕、苦手なんですよね」みたいなことを、自然なトーンでは言ってる。
だけども、2人で撮ってるから、お互い「もういいでしょう」みたいなのにはならない。「もうこれぐらいで」とか、「あと3枚だけで」みたいなことにはならないっていう感じなわけで。
で、その途中で「本当にこういうこと起こるんだな」と思ったのは、もう上がってるのわかる、「あ、この人上がってきてる」ってなったところで、あの「ちょっと、腕組んでください、二人腕組んで下さい」って言われて。
それでいて、恥ずかしいんだけど、俺が「嫌です」っておかしいじゃん。俺は嫌じゃないから。俺が嫌ですってのもおかしいからっつって、で、ヒロトさんも、まぁまぁ言うんならって感じで、二人で本当に恋人同士みたいに腕組んだ途端に、そのカメラさんが「いや、そうじゃなくて…」って。
要はなんつーの、東池袋のつけ麺屋の大将みたいなさ、二人で腕組むんじゃなくて、二人ともお互い腕組み、腕を組めってことなのに、本当に、そっと寄り添っちゃってるわけ。俺、多分、今年起こったことの中で一番笑ったと思うよ(笑)
で、なんかその実は俺らが、もしくは俺がそのカメラマンさんを、凄いノッちゃう人だって思い込んでただけで、そこまでの要求をしようなんて思ってないし。わりかしまともな写真を綺麗にちゃんと撮ろうっていう人だったっぽくて。
もうその人、もう苦笑いのまま、「あ、でも」みたいな(笑)「でも、一応押さえときます」みたいな(笑)「でも、一応って何だよこれ」と思いながら(笑)
いや、なんか…もうベタじゃん、なんか恋人同士で「腕組もうよ」って言われて、男の方が緊張しすぎて、一人で腕組みしちゃったみたいなのは、古典的にあるやつだけど、俺からしてみたら、あの憧れ尽くしてやっと距離感が縮んできたなと思ってる甲本ヒロトと、恋人みたいに寄り添って腕組んでんだよ。
あの写真が使われるのか、使われないのかは分かんないんだけど。結局、ちゃんとした写真欲しいとも思うし、もっと言うと、僕と一緒の写真の他にも、ヒロトさんだけの写真もいっぱいあるから、まぁ寸法から言えばそれが使われるのか。
だから連射で撮ってるんで、腕組みをして、なんかもうじゃあきちんとポーズ取って、「どうですか?」この腕組みはっていう。イヤイヤやってるようにしちゃダメだから、こんなに近づいて寄り添ってますけどって腕組みの写真から、連射で「ええ?」っていう顔と、さらには2人で爆笑してる顔まで、写真はあるわけ。
だから多分、あの撮影の中で一番心から笑ってるのは、あの瞬間の2人の照れ笑いなんだけど、あれは使われるのかな、使われないのかな。