2022年10月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、モナ・リザなどの有名絵画を襲撃する環境活動家のニュースを報道する番組に「あの活動自体は、凄く効果的になってしまっている」と指摘していた。
伊集院光:最近のニュースで…別に斬るつもりでもないし、けしからんと思ったりもするわけじゃないから。
なんかさ、モナ・リザにケーキぶつけたニュース分かる?展示してある本物のモナ・リザにケーキをぶつけて、でいて、なんかそのこういうアートみたいなものを何億だ何百億だって騒いでる時に、人が死んでるんだぞっていう。
飢えてる人もいれば、こんなことでいいのかって主張する団体の、まぁある意味ああいうものに対するテロ行為みたいなことでいう、モナ・リザにケーキぶつけちゃうっていう。
「うわ、そんなことしたんだ、モナ・リザに、おいおい」って、色んな意見があると思うけど。そしたら、モナ・リザもそれはちゃんとさ、手で触れるような距離感にあるわけだから、ちゃんとやってるからさ、そのガラスみたいのとかで、きちんと加工してあって。モナリザは一切損傷してませんっていう。
で、その次に今度ゴッホにスープかけたやつが出て。で、「またか」っつって。で主張は一緒。「たかが絵です。私たちは抗議行動をする」って出るじゃんか。で、ゴッホもちゃんとガラスで保護されてるから、ゴッホの描いてる絵自体には、何の問題もない。パフォーマンスとして取り上げられている。
で、次にモネにさマッシュポテト。もうあの辺りになってくるとさ、大丈夫なんだなと思って見てるわけ(笑)なに、この感じ?あの人たちの大丈夫だっていう安心の下にこれをやっているっていうことを、ニュースが取り上げるっていうことで、ある意味成功させていくっていう。
あの人たちの主張は、最終的に凄くショッキングなものではあるけれども、保護はされているものだから、実際問題、大事な美術品を壊すということはしていないが、このメッセージを受け取れという活動を、まんまとそのまま流していくことで、恐らくあの活動は 増えていくと思われる。あの活動自体は、凄く効果的になっていく気がするのね。
なんかああいうのを見てると、「これは何を俺は見てるんだ?」っていう。