2022年8月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、おぎやはぎの小木博明が、義弟である森山直太朗に登山中の滑落で諦めていたところを助けてもらった過去を告白していた。
小木博明:奥さんと、シャスタに行ったのよ。アメリカのカリフォルニア州の奥の方なんだけどさ。みんなが知ってると言えば、クリスタルガイザー。クリスタルガイザーに出てくる山ね。
あの山に登ろうってなって。で、登ったの。ある程度まで行って、車で2000mぐらいまで登ってくのかな。その時、直太朗も一緒にいて。直太朗と遠くの方に、上の方、頂上から何百mぐらい下まで雪が積もってたから、夏に行ったんだけど。
で、雪まで行こうぜって、直太朗に言って一緒に行ったの。いや、めちゃくちゃ遠いの、それがそこから。で、もうお互いに走って。
俺も若かったしね。結婚して間もない頃だから、35~6かな。で、行って、ずっと登っていって。それで結構、最後は両手で登らないと。急なの、危ないの。俺ら軽装だから。登る気ないから、元々。
で、俺、両手両足でバンバン登ってったら、俺、滑落しちゃったの。20mぐらい落ちて。で、足首とか痛めてもう動けない状態になって。「うわぁ、もうダメだ」って思って。日差しを見ながら、仰向けでね、「ああ、俺もう終わるんだな」っていう感じで。脚の感覚もないぐらいなの。
もう疲れてるし、酸素も薄いし。「もういいわ…」って思ったら、直太朗がやってきて。直太朗が自分のカバンから、板チョコを出すの。で、板チョコを「小木さん、これ食べな」って。
「俺、もう無理だよ。無理だから先に行って」って。「俺のことはもうどうでもいいから」って。チョコなんかもらったことないし。で、「何なの?チョコ」と思いながらも、くれるから食べたの。そしたら、元気出て(笑)
「よし、登ろう」って、登った思い出があるの、そこから。ちゃんと雪のところまで。雪のところだから、4000m近くまで登ってるんだよ。俺は直太朗のおかげで登ったっていうのもあって。