2022年7月30日放送のテレビ東京の番組『ゴッドタン』にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、オファーを断ろうとしていた『パンサー向井の#ふらっと』を引き受けた理由は、『キングダム』を読んで偉大な放送枠に挑戦しようと思ったからであると告白していた。
劇団ひとり:『#ふらっと』に関しては、話来た時に多少は迷った?
向井慧:いや、これはもう、正直な話で言うと、断るっていう方で話を進めてました。
矢作兼:え?ああ、そう。
向井慧:はい。やっぱりもう無理というか。
劇団ひとり:うん。
向井慧:偉大過ぎる枠ですし。でも、一週間ありますので、一週間考えてくださいっていうので、持ち帰ったというか。
劇団ひとり:その間、一週間どんなことを考えて、どういう心変わりがあったの?
向井慧:3人にだけ相談していいというか…ずっとお世話になってるピースの又吉さんと、オードリーの若林さんと。
矢作兼:うん。
向井慧:TBSラジオの社員さん。
劇団ひとり:うん。メンバーじゃないんだ?
向井慧:メンバーじゃないです(笑)
伊藤俊介:貴重な2枠をつかうわけにはいかないですか(笑)
向井慧:やっぱり、メンバーはちょっと(笑)で、その相談した段階で、皆さんのお答え的に、「もうちょい前向きに考えてみてもいいんじゃない?」っていう。
劇団ひとり:まず、向井がやりたくなかった理由はなんだったの?
向井慧:やっぱり無理だってことですね。単純に、年齢的にっていうのもありますし。
矢作兼:年齢的にってどういうこと?
向井慧:大沢悠里さんがいて、そこを引き継いだのが伊集院さんで。その時、伊集院さんも50歳を超えてようやく朝に。…伊集院さんのやってたの大好きで聞いてて。あんなに身の詰まった放送を、月-木でできるはずがないという。
小木博明:なるほどね。
向井慧:無理だって断ろうと思ってたんですけど。「でも、色んな考え方があるよ」と、TBSラジオの方に。
矢作兼:うん。
向井慧:朝のラジオっていう、伊集院さんみたいにガッチリ作って面白い放送を出すっていうのもあるし。あとは、聞き流せちゃうけど、なんかずっと流れてるよねっていうのも、朝のあり方の一つとしてあるから。
劇団ひとり:うん。
向井慧:「そっちだったら向井君、できるんじゃない?」みたいな。
劇団ひとり:うん。で、最終的に決断したのは?
向井慧:『キングダム』を読んで。
矢作兼:え?
向井慧:王騎将軍の矛を、信がもらうシーンがあって。「矛だ」って思ったんです。
矢作兼:ああ。
向井慧:この朝のラジオが、「王騎将軍から渡された矛だ」って。
矢作兼:たしかに、伊集院さんって王騎将軍っぽいもんね。
伊藤俊介:そういうことを言いたいわけじゃないでしょ(笑)物理的な話をしてるんじゃないのよ(笑)
向井慧:こんな場面に遭遇できる芸人が何人いるのかっていう。
矢作兼:それはそうよ。
向井慧:「これ、握りますか?握りませんか?」ってせんたくできる機会をもらえること自体凄いんだから。
劇団ひとり:ぴったりだよ、朝の雰囲気。