2022年7月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、統一教会の信者から勧誘されて大学時代にからかい半分ついて行ったことがあると告白していた。
太田光:俺らが学生時代、旧統一教会が結構社会問題になってて。
田中裕二:80年代ぐらいかな。
太田光:80年代ぐらいですね。それも本当に問題になった、最初の頃なんですよ。霊感商法ってやつね。
田中裕二:うん。
太田光:壺を何百万とかで買って、「過去の因果がどうのこうの」って。
田中裕二:うん。
太田光:で、実は俺が大学生の時に、勧誘がその頃、本当に盛んだったんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:で、俺は当時さ、友達を作りたいっていう。
田中裕二:思い出作りキャンペーンだからね、絶賛ね(笑)
太田光:本当に高校時代から解放されて、誰彼構わず話しかけるっていう時期で。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、その頃ね、まだ表面化してない頃から、ずーっとあれをキャンペーンとしてやってたのは、実は朝日ジャーナルなんですよ。
田中裕二:うん、うん。
太田光:で、朝日ジャーナルが霊感商法とか統一教会に関して、わりとスクープで。
田中裕二:ああ。
太田光:編集長は筑紫哲也さんの頃です。で、やってたんですよ。俺は当時さ、頭でっかちだからさ。
田中裕二:うん。
太田光:朝日ジャーナルと週刊文春と、あの頃、対立しながらも。
田中裕二:うん。
太田光:どっちも読んで。
田中裕二:うん。
太田光:ニューアカデミズムだなんだってさ。浅田彰の『構造と力』っていうのが凄い流行って。
田中裕二:うん。
太田光:そしたら池袋界隈にいっぱいいたんです、勧誘が。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、俺は「ちょっといいですか」って。若いお姉ちゃんですよ。「あ、いいですよ」って。
田中裕二:話しかけられるっていう(笑)
太田光:で、俺は朝日ジャーナル読んでたから。そういうのね、「カルチャークラブです」とかって、名前は出さないんだけど。そういうので冴えない若いの目当てに勧誘してたんでしょうね。
田中裕二:うん。
太田光:で、たまたま若いお姉さんが俺のところ来て。「なに?なに?」って。「ちょっとじゃあ…今、悩んでることありますか?」って話なんだよ。「おお、ありますね、俺も。話そうか」って。
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:俺は分かってんだよ。要するにからかってやろうと思ってるわけだよ。
田中裕二:うん。
太田光:で、ある一室に連れてかれて。そこは、何もないフロアに机と椅子だけ置いてあるんですよ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:10か20ぐらいの。で、みんなそこで勧誘している人と、若い青年であるとか。勧誘された人がいて。コーヒーとか紅茶出してくれて。インスタントだけどね。
田中裕二:うん。
太田光:で、悩みとか話してるわけ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「こういうところなんだ」って思って。で、俺はお姉ちゃんといて。「お前さ、これ統一教会だよな」って(笑)
田中裕二:いきなり(笑)
太田光:「違います」って言うんだけど。
田中裕二:イヤな奴来たなって思っただろうね。
太田光:「絶対にそうだよ、こんなの」って言いながら。で、「いや、いいよ。話そうよ」って。俺も当時は、どうかしてるから(笑)
田中裕二:どうかしてるからね(笑)
太田光:とにかく友達つくりたいから、話すわけ。「この世界とは」とか彼女は言ってくるんだけど、「そんなこといいからさ」って…まぁ、今言えないようなことを(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:とにかく…放送でもなんでもない、関係ないところですからね。それでもダメなんだろうけど(笑)
田中裕二:うん、うん(笑)
太田光:「ヤラせろ」とかそういうことですよ(笑)
田中裕二:最悪(笑)
太田光:ヒドイんだ、俺は(笑)それで一日目帰って。で、次の日、俺、場所覚えたから(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:そこ行ってさ。
田中裕二:はっはっはっ(笑)イヤな奴が覚えちゃった(笑)
太田光:「また来ちゃった」って言って、そのお姉ちゃん呼び出して、また話して。