2020年3月17日放送の放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、立憲民主党・枝野幸男代表が東日本大震災対応の経験がありながら新型コロナウイルス対策で与党への対決姿勢を崩していないことに疑問を呈していた。
太田光:本当、前から思ってるんだけど。震災の時にね、菅さんがさ、散々言われたじゃない。
田中裕二:うん。
太田光:で、自民党がさ、まだあの時、野党で。
田中裕二:あの時、民主党政権だから。
太田光:そうなんですよ。海水を注入止めようとしたなんだって言ったのは、安倍さんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:だから俺ね、あの時ね、実際そんなことなかったんだけど。で、もう裁判では結局、名誉毀損で菅さんが安倍さんを訴えたんだけど。結局、それは菅さんが負けたんだけどね。
田中裕二:名誉毀損っていうことにはならない、という。
太田光:だけど、実際は菅さん、それはやってないんですよ。まぁ、たしかに菅さんも、それは浮き足立ってて。
田中裕二:あの状況だからね、福島の原発の直後だから。
太田光:で、あの人結構、ヘタに知識があったんだな、原発に対する。だから、「真水じゃなくて大丈夫なのか?」みたいなことを言ったのを、色々、回り回って。
田中裕二:うん。
太田光:それを、吉田所長って、もう亡くなったけど。あの人は無視して、海水を入れ続けたって話なんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:あの時も、まださ、収束のめども何もついてない時に、安倍さんはそれをネットで書いたんですよ。だからその時に俺は…こういう時ぐらいさ、いや分かるよ、野党と与党で争ってるのも分かるけど、こういう時ぐらいさ。
田中裕二:そこは別にしてくれって。
太田光:臨時政府でもなんでもいいから、作れないもんかねって。
田中裕二:ねぇ。
太田光:って思ったわけよ。
田中裕二:与党も野党もない、と。こういう時は。
太田光:今も国会見ててさ、枝野さんが「どうなんですか、これは違うでしょ」なんて言ってるんだけど、枝野さんはあの時、散々対応したでしょ。
田中裕二:それこそ、一番休まないでやってた人でしょ。
太田光:「寝ろ」なんて言われちゃってさ。
田中裕二:そう、そう。
太田光:ネットの奴らにさ。また生意気なネットの奴らにさ、「枝野、寝ろ」なんて言われちゃってさ。
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:「お前に言われたかねぇや」みたいな、そういうのあったろ。
田中裕二:ねぇ。
太田光:あの人、気がつく人だから。気がついたら国会でやるんじゃなくて、「今回、ちょっと一時停戦しましょう」って感じで、「僕はこう思うんだけど、これどうですか?」ってやりとりすればさ、もうちょっとズムーズになるんだと思うんだけどね。
田中裕二:ねぇ。
太田光:その辺なんだよね。
田中裕二:すぐ政局に持ってっちゃうからね。
太田光:で、今は中国とアメリカがまた揉めだして。
田中裕二:そうなんだよ。
太田光:バカだなっていう。
田中裕二:「チャイニーズ・ウイルス」って言ってんだから(笑)なんでネーミングしてんだ(笑)
太田光:だけど、中国の経験も参考になるじゃないかって。それは俺、原発の時に政権与党だった民主党の経験だって、自民党は参考になるんですよ、今の。そういう意味では。「こういう時、どうする」って。
田中裕二:うん。
太田光:そういうのをやらないということはですよ…もちろんね、協力してる部分もあると思うけど。
田中裕二:あると思うけど。
太田光:ただ、それってさ、俺なんか危機感あんまないんだけど、俺の方が危機感あんじゃねぇかって思っちゃうね。
田中裕二:逆に言うとね。そんなことで色々お互いやりあってるのは、「お前ら実は危機感ねぇだろ」って思っちゃうね。
太田光:思っちゃうね、俺なんかね。