2020年2月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、吉本興業の大師匠たちの待遇を受けてみて無駄の多さに疑問を感じたと告白していた。
博多大吉:月曜日の祝日に、東京グランド花月っていう、有楽町の上の劇場で、吉本がお借りして、ネタが7組ぐらいと、あと吉本新喜劇を関西からまるごと連れてきて。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:もう、なんばグランド花月、大阪の公演と同じようなことをやろう、みたいな。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:そういうイベント、実は定期的にやってまして。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:東京グランド花月っていうイベントを。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、そのイベントの一番の目玉は、大阪から直輸入みたいな。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:もちろん、東京吉本所属の芸人も出るけど、大阪の師匠とか、普段、東京では見られない新喜劇とかが、有楽町で見られますよっていうイベントなんですけど。
赤江珠緒:いいじゃないですか。
博多大吉:レギュラー、回を重ねるごとに何年もやってて。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:師匠たちもね、高齢になったじゃないけど、ちょっとずつお仕事セーブされる方も出たりとか。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:こういうご時世とか、色々あったんでしょうね。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:今回の東京グランド花月は、博多華丸・大吉がネタ組の大トリだったんですよ。
赤江珠緒:一番上ってことですか?
博多大吉:僕ら一番上なわけ。で、今まではカウス・ボタン師匠とか、オール阪神巨人師匠とか、のりお・よしお師匠が必ずいたんだけど、今回はいなかったんです。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、そのポジショニングに博多華丸・大吉がポコッと入ったのね。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:だから、早い話が、急に師匠になったの。
赤江珠緒:はっはっはっ(笑)グッとスライドされたというか。
博多大吉:そう、そう。で、この劇場の特徴として、舞台に行くフロアから、一個上と二個上とあって。三ヶ所に分かれてて。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:師匠は大御所だから、歩かせるわけにいかないから、一番舞台に近い個室に。
赤江珠緒:まぁ、そうなりますよね。
博多大吉:そこに師匠が入ってて、あとは我々ネタ組は、一つ上の大楽屋。で、新喜劇の方々はもう一つ上の大楽屋、みたいな感じで。
赤江珠緒:へぇ。
博多大吉:僕らずっと大楽屋にいましたけど、この日は師匠だということで、個室に。
赤江珠緒:いわゆるVIP個室へどうぞと。
博多大吉:我々も50の学年ですから、いよいよきたか、と。
赤江珠緒:うん、いよいよですね。
博多大吉:いよいよ、師匠の道に入ったのか、と思って(笑)で、楽屋バンッと開けましたら、ケータリングが凄いの。
赤江珠緒:ああ、お部屋によって。
博多大吉:そう、そう。だから、そういうマニュアルなんだろうね。師匠の楽屋には、こういうふうにお弁当を置きなさいって書いてあるせいだと思うんだろうけど。
赤江珠緒:なるほど。
博多大吉:だから、華丸・大吉二人だけの楽屋なのに、お弁当が8個あんのね。
赤江珠緒:ふふ(笑)いやいや、それはおかしくないですか?
博多大吉:多いなって思ったけど、よく見たら4種類のお弁当が2個ずつあるのね。で、飲み物が2Lのペットボトルがクーラーボックスに入ってるんですけど、それが8本入ってて、16Lあるのよ。
赤江珠緒:いや、多いて(笑)
博多大吉:その横にインスタントのお味噌汁が箱ごと60袋あるの(笑)
赤江珠緒:選んでくださいというお気持ちでってことですか。
博多大吉:だと思うの。で、訊いたの、社員さんに。「倉庫代わりに使ってる?それやったら全然いいけど、僕らだけのためにこういう用意はおかしい気がするな」って。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:でも、「分かりました。こういう決まりなんで」じゃないけど、こういうことになってるっていう。
赤江珠緒:そういう慣例だったのかな。
博多大吉:で、一回公演終わって、二回目まで空きがあったから着替えて横になってたら、ノックされて。またスタッフさんが「お弁当入れさせてください」って、また違うお弁当が8個来て(笑)
赤江珠緒:どんだけ食べさせようとしてんの(笑)
博多大吉:もちろん、スタッフさんいっぱいいるから、後ほどみんなで食べるんだろうけど。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:単純になんかもったいない気がするし、もうちょっとコストはカットできる気がするし。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:そもそもの話すると、こんだけのことされたら、プレッシャーやと(笑)
赤江珠緒:ふふ(笑)
博多大吉:これで小笑いぐらいで降りてきたら、みんなと目を合わせられない、恥ずかしいから(笑)
赤江珠緒:それなりの仕事をしなきゃいけなくなりますからね(笑)
博多大吉:まぁ、だから10分のところ15分ぐらいやりましたけどね。
赤江珠緒:でも、師匠への道っていうのは、そういうことを受け止めて耐えるっていうのも、上の人たちの大変さかもしれないですね。