2022年4月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、ダウンタウンの漫才を舞台袖から見て「足元にも及ばない」と改めて思わされたと告白していた。
博多大吉:ある程度、若手の皆さんはストップかかってて、「来るな」って言われてたんですけど、それでも来たベテラン勢とかは袖で見させてもらいました。
赤江珠緒:うん、10年越しに。
博多大吉:10年越しに。で、ダウンタウンさん何をするか分からないから。俺、浜田さん側の袖から見てたんですけど、ノブ君と石田君と僕と。あとキム兄も後ろにいて。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、曲が流れて。EPOさんの『DOWN TOWN』って曲なんですよ。これ、『ひょうきん族』のエンディングテーマなんです。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、一瞬でフラッシュバックして。子供の頃、『ひょうきん族』好きで見てたなぁって。
赤江珠緒:ああ。
博多大吉:で、そこからとんねるずさん見て、ドリフも見て、欽ちゃんも見て、ダウンタウンさん見てこの世界入ってきたんだなぁとか思ってて。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、結構長かったんです、ダウンタウンさん登場するまで。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、舞台なんもないんですよ。何も置いてないの。小道具とかセットとか、何もないの。
赤江珠緒:マイクは?
博多大吉:NGKって、マイクはエレベーター式なんです。
赤江珠緒:ああ。
博多大吉:ボタン一個で上がってくるんですけど。普通、漫才師が出てくる時って、出てるんですよ。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:だから、素の舞台やったから、「これ、何されるんやろ?」って思って。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、サビに入って、「ダウンタウン」って単語と同時に明転になって、お二人が出てきて。それと同時に、マイクが上がってきたんです。
赤江珠緒:おお。
博多大吉:この瞬間に、「漫才だ!」って袖でなって。それだけで鳥肌が止まらないというか。「やるんだ」って。
赤江珠緒:うん、うん。
博多大吉:で、軽いトークから喋って、「久しぶりの漫才やな」って。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:「じゃあ、クイズのネタでもやるか」みたいな。「昔やったな、誘拐ネタとか」「じゃあ、肩慣らし程度、クイズでもやろうか」って流れになって。
赤江珠緒:はい。
博多大吉:で、「見られるんだ、名作が」と。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:「太郎君が花屋さんに花を買いに行きました。さて、なんでしょう?」って。あの一言で僕ら、芸人になろうって決めたような。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:僕ら世代のビートルズみたいな曲とか、たけしさんのオールナイトみたいな存在やったから。「これを袖で生で聞けるんだ」って思って見てたら、全く違う新ネタをやりだしたの。
赤江珠緒:へぇ。
博多大吉:クイズはクイズでも。めちゃくちゃ面白いの。震えたぁ、袖で。
赤江珠緒:ほう。
博多大吉:さっきまでの自分が、めっちゃくちゃ恥ずかしくなって。嬉しいし、訳分からん涙が出そうになって。みんなそうだったの。僕の近くの石田君とか、ノブ君とか。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:「何やろ、この感情は」って。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、最後まで見届けさせてもらって、呆然としてて、みんなで。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:で、僕個人なんですけど…いい?たまには真面目な話をしていい?
赤江珠緒:どうぞ、どうぞ。
博多大吉:口上やってさ、トリやってさ、32年やってダウンタウンさんに憧れて入ってきて、足元にも及ばない芸人だけど、足元には及んだと思ってたの、それまで。
赤江珠緒:うん。
博多大吉:足首ぐらいは掴めてると思ってたの。全く違った。フロアが違った。
赤江珠緒:フロアが違った?(笑)違う人の足首ですね(笑)
博多大吉:うん。とんでもないのを見せられました。
赤江珠緒:なるほど。
博多大吉:そう言いながら、ノブ君と帰りながら、「もう凄かったね」って。色々ノブ君と喋って、結局僕ら出した結論は、「あの日、浜田さんが履いてたスニーカーを買おう」って言って。
赤江珠緒:ふふ(笑)
博多大吉:この気持ち、この初心に帰るって気持ちを忘れないように。
赤江珠緒:うん、なるほど。
博多大吉:かまいたちの山内君に発注しました。
赤江珠緒:はっはっはっ(笑)
博多大吉:2足、7と7.5って。