2020年1月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、テレビ東京の『大食い王』と他局の大食い企画との違いは、「あまり羨ましくないものを食べる」ことであると指摘していた。
伊集院光:昔、元々TVチャンピオンの一企画で『大食い王』があって。で、『大食い王』が評判になった頃に、俺、『大食い王』のリポーターでブラジルの大食い王と、日本の一人の大食い王が戦うので行ったこともあって。
その後、TBSが『フードバトルクラブ』って、亜種の番組、雨後の筍系の、同じような番組やってくんなっていう(笑)
TVチャンピオンの、僕が思ってた伝統っていうのは、あまり羨ましくないものを食べるっていう(笑)いわゆる誰でも手に入るような、別段羨ましくないものを、「ただ単純にケーキをたくさん」とか、そういう感じで食べてたから。ただ単純なラーメンいくつ、になってたから。
でも、TBSは…なんつーのかな、TVチャンピオンの元々やってた、真面目にやってるけど、バカバカしくねぇかっていう。みんな命がけでやってるんだけど、あと凄いことをやってるんだけど、ちょっとどっかで突っ込みどころがある、みたいな。
っていうのがTVチャンピオンの競技性というか。手先器用選手権とか言ってて、ずっと延々と小っちゃい1センチ角のサイコロをピラミッドみたいに積んでるのって、意味はないじゃん、別に。
あと、『大食い王』も、羨ましくもないんだけど、凄いっていう(笑)何か一個どっかでツッコミどころがあるやつで。TBSはそれを豪華にして、競技性を高める、みんなが食べたがってるグルメみたいなもの凄い用意して、しかもそれを端から食べていくし、なんかそのルールとかも厳格に決めて、遊びがない感じでやっていくわけ。
でも、『大食い王』の女性大会で、ウエディングドレスを着て、女の人がデカイウェディングケーキを食うって、やっぱ俺の中ではテレ東イズムなんだ。