2025年8月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、放送作家の見習いとして「リサーチャーとして番組に携わる」ことが難しくなっていくと思う理由について語っていた。
伊集院光:ラジオとかテレビとかだと、その叩き台のザッとした資料を作る時か、もしくは全部こっちが調べた上で、「これに漏れがないか確認して欲しい」みたいなことならば、もう恐らくChatGPTは、下手すれば人がやるより、最初のなんていうのかな、鍛え方は大切だけど、人がやるより正確なことも多くなってきたなっていうんで。
この番組ですら、構成の見習いで。「構成作家になりたいから、見習いで入りたい」なんていう人がいると、そういう雑事、いわゆるリサーチャーみたいな。テレビ番組もそうなんだけど、いきなりその構成のスタッフに入るんじゃなくて、見習いっていう形で、リサーチとか、クイズの裏取りとか、そういうやつから始めてっていうケースって、まぁまぁあるじゃん。
まぁまぁあるし、で、それをやってく内に、「こういうのも考えたんですけど」とか、その気の利き方で、「じゃあ今度は、サブの構成で入ってくれよ」とかなってくっていうケースは、今までは割と普通のケースっていうか。一番正当派なケースだったんだけど。
その大元のやつは、もう入り口はこれ多分、断たれちゃうから。これ何年使えるのかわかんないんだけど、今はもしかしたらだけど、「ChatGPTを凄い使いこなせる」は俺は、履歴書に書けるのかっていう。
多少、技術が要る。なんかその上手く間違いないで当てようと思った時には、その構築の仕方の技術は要るから、それはプロフィールで…でも、多分3年もすると、その特技は、関係ないかな。3年もかかんねぁか、関係なくなっちゃうか。だから、入り口一個減ったなっていうのは、凄い思ったな。
あと、アイツ…これは悪しき風習かもしんないけど、構成見習いみたいなことって、「今、人いらないんだけど、リサーチとかできる?」「リサーチ頑張ります」「だったら、小遣い程度しかあげらんないけど、ウチちょっと来てみる?」っていう。
まぁ、これをさ、よくやりがい搾取みたいになってきちゃうと、よくわかんないんだけど。で、あんまりお金はもらえないけども、入り口こじ開けてやろうと思って、「じゃあ、小遣い程度で頑張ってリサーチをやる」みたいことは、まぁまぁあって。
で、これがウチは師匠が優しかったから、そういう時でもすっげえ金くれたけど、厳しい人とかは、やっぱりあんまお金くれなかったりとか。徹夜するのに、カプセルホテル泊った分のお金出ないよ、みたいなことがあったりとか。それで疲弊していっちゃう才能も あるから。

