2025年1月7日放送の読売テレビの番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・ケンドーコバヤシが、女子高生によかれと思って声をかけて完全に不審者扱いされてしまったと告白していた。
ケンドーコバヤシ:『ヒロアカ』が好きで。で、その最終巻がね、単行本が出たんですけど。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:これね、3種類の特典がつくっていうのがあって。
千原ジュニア:ああ、それぞれ?
ケンドーコバヤシ:はい。僕はそれ全然気にしてなかったんですけど、主人公・緑谷出久っていう子の作者の描いたイラストか。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:で、そのライバルの爆豪君って子のイラストカード。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:で、仲間の中でクールで実力派の轟焦凍君。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:その3人がいつも人気投票でベスト3を独占するんです。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:で、中でもこのライバルの爆豪っていうのは、世界人気投票でもぶっちぎりで1位になるぐらい。
千原ジュニア:へぇ。
ケンドーコバヤシ:ちょっと不良で、やんちゃで。でも、心根は優しくて。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:その単行本をね、「あ、最終巻出てるわ」って感じで買いに行って。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:女子高生が1人ね、スマホを持ちながら「最悪…」って言うてて。
千原ジュニア:声、漏れてもうてんねや(笑)
ケンドーコバヤシ:で、見たら爆豪君のが売り切れてるんです。
千原ジュニア:あ、分かんの?買って分かるんじゃなくて。
ケンドーコバヤシ:表紙に、ビニールので貼ってるんです。
千原ジュニア:凄い購入者思いですね。普通、どれが入ってるかわかりませんで、何冊か買わなアカンってことじゃなくて。
ケンドーコバヤシ:そうです。貼ってるが故に、一番人気キャラのが売り切れてるんです。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:で、爆豪君のは完全にゼロ。「最悪…」って。で、言われたら僕も爆豪が欲しくなって。
千原ジュニア:そうなってくるか。
ケンドーコバヤシ:気にしてなかったけど。で、平積みじゃなくて、本棚のところ行ってもなくて。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:で、あの子、どうしてんねやろって思って戻ったら、「死にたい…」って。
千原ジュニア:そんな好きなん?(笑)
ケンドーコバヤシ:そんな好きで。それぐらい好きで。
千原ジュニア:好きなんや、うーってなってんねや。
ケンドーコバヤシ:で、僕は普通に主人公のやつをとって、レジに向かったら、レジ横にまだ置いてるんです。
千原ジュニア:あれ?知らんねや、その子。
ケンドーコバヤシ:知らないんです。
千原ジュニア:教えたらんと。
ケンドーコバヤシ:教えたろって思って。でも、女子高生…いいんかなって。
千原ジュニア:なんかもう、声かけんのもな、不審者やもんな。
ケンドーコバヤシ:「最悪、死にたい」とまで言ってる女の子ですよ。人一人の命を救うためなら、恥かいてもええと思って。
千原ジュニア:その子のヒーローや。
ケンドーコバヤシ:そうですよね。ヒーローっていうのは、手を差し伸べること、っていうのをその漫画、教えてくれたから。
千原ジュニア:はい、はい。
ケンドーコバヤシ:手を差し伸べました。「すみません」って(笑)思ったより低い声出ちゃって(笑)
千原ジュニア:野太い声かけられたら(笑)
ケンドーコバヤシ:で、マスクかけてて、防止かぶってて。
千原ジュニア:それはわからへんわ。
ケンドーコバヤシ:「もしかして、爆豪が欲しい?」って言うて。で、俺はレジですでに、爆豪君もって、こうやって持ってきてるんですよ。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:「爆豪君、欲しい?」「…はい」って。で、俺の手を見て、爆豪君を見て、声をかけてきたオッサンを見て、判断したんでしょうね。めっちゃ逃げられました(笑)
千原ジュニア:もしかして、それをエサで…
ケンドーコバヤシ:ちょっとおじさんと1時間デートしませんかって交渉やと思われたんでしょうね。危機管理能力の高い子です、あの子は。
千原ジュニア:うん(笑)
ケンドーコバヤシ:あの子、何もなしでダッシュで逃げましたからね。教えてあげたかった、レジのところ売ってるよって、一言ね。それから言うのなんでしょうね、「レジのところ売ってるよ」って。
千原ジュニア:いや、それでええって。「爆豪君、欲しい?」って(笑)