2024年11月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、忌野清志郎に呼び出されて緊張している中でその登場に度肝を抜かれたと告白していた。
太田光:テレビブロスのコラムで「選挙なんか行かなくていいんだ」って書いたんですよ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「選挙なんかね、興味がない奴は行くな」と。「投票率が低ければ政治家は大変だ」って。まぁ、結局そうでもないんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:でも、それも一つの意思表示だから行かなくていいって書いたんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:そしたら、テレビブロス、当時、忌野清志郎さんも連載してて。で、俺のコラムを毎回読んでてくれてたんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:ところが、清志郎さんが俺のそのコラムを読んで、ブロスの編集部から電話かかってきて。
田中裕二:うん。
太田光:「清志郎さんが怒ってます」って(笑)
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:「え?」ってなって。「あのコラムは何だ」と。「ぜひ会いたい」っつうんだよな。
田中裕二:うん、そう。
太田光:「とにかく太田さんのコラム、楽しみにしてんのに選挙に行かなくていいっていうのは、どうしても俺許せない」って怒ってるから、「一度会いたい」って言われて、呼び出し食らったんですよ。
田中裕二:いやぁ、行ったね。
太田光:行ったよな、二人でな。
田中裕二:覚えてるよ…よく呼び出されてたもんな(笑)
太田光:よく、呼び出された、あの頃もういろんな人に呼び出されちゃ謝ってっていう感じでね。
田中裕二:ふふっ(笑)ヤダなぁと思って行ったよ。
太田光:ヤダなぁと思って。だけど同時に、「清志郎に会えるんだぁ」っていう(笑)
田中裕二:あった(笑)
太田光:あったよなぁ、あの時なぁ(笑)
田中裕二:うん(笑)
太田光:ちょっとビビりながらもさ。でも、俺はあの頃、また青臭いなりに、俺の中での信念みたいのがあったから、清志郎がなんか言ってきたら、俺も言い返そうと思って。
田中裕二:うん。
太田光:俺はこういう人間じゃん。だから結局野暮なのは俺の方なんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:そして待ってたんだよね、バーで。それこそ六本木かどっかのバーで、地下のバーだよね。
田中裕二:うん。
太田光:そしたらさ、パオーンってな、ほら貝の音がなるんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:で、階段からさ、清志郎さんが侍の格好をして降りてきて。
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:着物を着て、刀を差してさ、おもちゃの。
田中裕二:はっはっはっ(笑)あれ、なんだろうね(笑)
太田光:それでほら貝を吹きながら。当時、ほら貝に凝ってたんだよな、清志郎さんな。大して鳴らないんだけど(笑)
田中裕二:うん(笑)
太田光:「あ、清志郎だ」と思ったらさ。
田中裕二:うん、うん。
太田光:「君は…」って。絶対こっちも見ないんだよな。
田中裕二:うん。
太田光:「太田君、君はあんなこと書いちゃいかん!」とか言いながら、ポケットから紙吹雪をパーってやって、ほら貝プーってやるんだよ。
田中裕二:カメラとかないんだぜ(笑)
太田光:ないんだよ。もうさ、「なんだろう、この人」と思いなら、もうゲラゲラ笑ったよね、あの時ね。
田中裕二:うん。
太田光:緊張して、怒られるんだと思って。
田中裕二:そう、そう。構えてただけにね。
太田光:緊張してたら清志郎が侍の格好でほら貝持ってきて。
田中裕二:うん。
太田光:紙吹雪を撒きながらさ、「あんなこと書いちゃいかん!」って言いながら、プワーッってやるんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:で、もう俺、笑って(笑)