大根仁監督、『セクシー田中さん』ドラマ化での原作者と脚本家の対立問題に関連して自らの原作者とのアプローチ方法を明かす「僕、原作物やる時は必ず…」

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2024年7月31日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ピエール瀧と大根仁のオールナイトニッポンGOLD』にて、大根仁監督が『セクシー田中さん』ドラマ化での原作者と脚本家の対立問題に関連して、自らの原作者とのアプローチ方法を明かしていた。

大根仁:原作の『地面師たち』という小説が出た時に、これ絶対自分がやりたいって思って。

ピエール瀧:うん。

大根仁:普通は、プロデューサーとかが出版社に問い合わせたりするんですよね。「この小説、映像化権どうなってますか?」みたいな。

ピエール瀧:うん。

大根仁:でもなんか、自分でやった方が早いし、熱意が伝わるなって思って。

ピエール瀧:うん。

大根仁:自分で集英社に電話して集英社の代表に電話して(笑)「この『地面師たち』の権利を知りたいんで、担当の方に繋いでいただけますか?」って言って。で、担当者の方が出て。「ドラマとか映画の監督やってる、大根と申します」っていうところから始まって。

ピエール瀧:うん。

大根仁:「で、どうですか?今。いくつか来てます?監督から」っつって。「まぁ、ぶっちゃけ何件か問い合わせはいただいてます」と。「コンペという形になるので、監督も企画書を作って提出してください」みたいな。

ピエール瀧:うん。

大根仁:で、映像の企画書って僕ももらうこともあるんで、分かるんですけども。大体、テンプレというか似てるんですよ。

ピエール瀧:まぁそうっすね。

大根仁:瀧さんもいっぱい見たことありますよね?(笑)

ピエール瀧:「これこれ、こういうもので、こう撮ってこういう風に世の中に出していきたい」っていうのが熱く語られてるやつもあれば、なんか借りてきた文言で書いてるやつとか(笑)

大根仁:ふふっ(笑)まぁ、定型があって、タイトルと写真を変えただけだな、みたいなのもあるし。そういうのはもう見慣れてるんで、向こうもそうだろうから。もう僕はWORDでまず5枚ぐらい、もういかに自分がこの物語をやりたいか、そして自分が向いているかというメッセージですね。

ピエール瀧:うん。

大根仁:だから、まぁ企画書は原作者に対するラブレターみたいなところがあるので、いかに俺が好きかっていう。とにかく熱意を伝えるっていう。

ピエール瀧:うん。

大根仁:それが5枚ぐらいあった先に、キャスト案とか。で、もうその時に僕、多分卓球さんの確約は取れてなかったと思うんですけども。

ピエール瀧:うん。

大根仁:「音楽は石野卓球でいきたい。ダークエレクトロのイメージだ」って。

ピエール瀧:うん。

大根仁:で、キャスティングも、まぁその時は誰もツモれてなかったんですけども、「綾野剛、豊川悦司、ピエール瀧、北村一輝、小池栄子。これが僕のイメージする地面師のキャスティングです」みたいなことは書いてましたね。

ピエール瀧:うん。

大根仁:まぁ、そういう風にまぁだから熱意と、あとイメージがしやすかったっていう。

ピエール瀧:まぁ、言ってみれば、絶対首を縦に振らせたいっていうことを、どうしたらいいかっていうことも、戦略とかじゃなくて。

大根仁:うん、そうですそうです。

ピエール瀧:気持ちでぶつけるしかないってことだったってことですよね?

大根仁:うん、そうですそうです。

ピエール瀧:そしたら、新庄さんが応えてくださったっていう。

大根仁:そう、そう。で、「大根さんでいきましょう」って言って、お会いして。で、会う時にはもうなんか、原作者って昨今いろんな問題がありましたけど、どうしてもなんか遠ざけて敬うみたいな感じがあるんですよね。

ピエール瀧:うん。

大根仁:で、そこは僕、原作物やる時は必ず原作者の懐に飛び込んで、「映像化においてはここをちゃんとこう直したい、ここをアレンジしたい」とかっていうことを、ちゃんと伝えるんですよ。

ピエール瀧:うん。

大根仁:その確約を持って、脚本を書き始めるっていう。

ピエール瀧:うん。まず、じゃあそこのパイプを作ってからのっていうことね?

大根仁:うん。

ピエール瀧:なるべく間に、人を通さずに。

大根仁:必ずしも原作通りやることがいいわけじゃないので。

ピエール瀧:うん。

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