2024年6月7日配信開始のYouTubeチャンネル『みんなのテレビの記憶』の動画にて、放送作家・高田文夫が、ビートたけしの精神状態を心配していた最中で「フライデー襲撃事件」が起きたと明かしていた。
高田文夫:さすがに、フライデーのギリギリっていうか、あの頃は苛立っちゃって、おかしくなっちゃって。『ひょうきん』も来なくなって。
土屋敏男:うん。
高田文夫:で、こうなっててさ、ずっと付きまわとわれてさ。
土屋敏男:はい。
高田文夫:「北野屋」って店をやってたんだよな。
土屋敏男:はい。
高田文夫:必ず、仕事終わるとそこで飲むんだけど。
土屋敏男:うん。
高田文夫:それでもうイライラしてるの分かるんだよ。「もうヤバイな、誰か止めないと。ちょっと仕事休ました方がいいな」と思ってたのよ。
土屋敏男:うん。
高田文夫:で、たまたまもうその時、その日はたけしと俺と軍団しかいなかったんだよ。で、北野屋行って、奥の座敷で二人で飲んでてさ、向こうで若い衆が飲んでて。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、「ちょっとヤバイな」って、俺なりに分かったんだよね。
土屋敏男:はい。
高田文夫:「いや、もうね、ちょっと落ち着いて少し仕事休むなりした方がいいよ。週刊誌と喧嘩したってしょうがないんだからさ」「分かってるけどさぁ、頭くんだよなぁ」「まぁまぁ」とか言ってたんだよ。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、「バカなことしない方がいいよ」って言って、止めてたんだよ。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、俺、次の日ちょっと仕事があったんで、原稿書かなきゃいけないしと思ってさ。12時ぐらいになって俺さ、四谷だから、荒木町だから。で、俺の家が西新宿だから。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、「じゃあ、タケちゃん。俺、先にちょっと明日仕事あるから帰るけど、もうちょっと落ち着いてさ、やろうよこの話は」っつって、ウチ帰ったんだよ。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、俺、寝なきゃいけないじゃない。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、残ったのはたけしとその軍団しかいないわけだ。
土屋敏男:はい。
高田文夫:で、飲んでワーッてなったんだろう。そしたら、朝の6時過ぎにさ、俺がグーグー寝てたら、カミさんがさ、「ちょっとアンタ、アンタ。テレビつけて」って(笑)
土屋敏男:はい。
高田文夫:「なに?」って、テレビ見たらね、「たけし逮捕」って書いてあんだよ。
土屋敏男:ああ。
高田文夫:「アンタね、さっきまで飲んでたんじゃないの?」って言うからさ。
土屋敏男:ああ。
高田文夫:「俺、さっきまで飲んでたよ、一緒に」って。「あの後、殴り込みに 行って、もう捕まってんの?」って。そしたら、カミさんが「うん、タケちゃんは仕事が早い」って(笑)
土屋敏男:はっはっはっ(笑)
高田文夫:あれは名言だよ(笑)「タケちゃんは仕事が早い」って(笑)
土屋敏男:ふふ(笑)
高田文夫:だって、俺と分かれた後さ、飲んで殴り込み行って、もう捕まってんだから(笑)大塚署から中継だから(笑)
土屋敏男:ふふ(笑)
高田文夫:「凄いよ、タケちゃんは仕事が早い」だよ。あれは名言だったね。
土屋敏男:僕は、『元気が出るテレビ』やってて。
高田文夫:その時、やってるもんな。
土屋敏男:その最中に、アレして。
高田文夫:そうでしょ。
土屋敏男:で、そのニュース見て、伊藤さんと連絡とって。
高田文夫:うん。
土屋敏男:で、伊藤さんが第一声が「なんで俺を誘ってくれなかったんだ」って(笑)
高田文夫:はっはっはっ(笑)
土屋敏男:言ってましたから(笑)
高田文夫:なるほどね(笑)
土屋敏男:「この人も怖いなぁ」って思いましたよ(笑)
高田文夫:怖いなぁ(笑)大変だったね、いなくなってね。
土屋敏男:そうですよね。