2024年6月3日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、星野源と新垣結衣が滝沢ガレソのデマを拡散させてしまう可能性を承知で共演して否定したことを称賛していた。
伊集院光:僕は、イーロン・マスクがTwitterからXっていう名前に社名を変えて、Xをいろんなこう…バージョンアップ?まぁ、Xを色々変えて、一番最悪だったのは、Xを金もらえるようにしたことなんだよ。
Xの、みんなが見た数に応じて金をくれるんですよ。僕で今、おそらく弁当2個分ぐらいです。2週間単位で振り込まれてんのか。3週間単位で振り込まれてんのかな。どんな弁当…拾った弁当じゃないです(笑)拾った弁当だと何個あってもタダだから(笑)
それぐらいの額しか出ないんだけれども、でもゼロじゃないし、みんなゼロじゃないしお金が儲かると思ちゃってるから。ここにどんな嘘を書こうが、どんなデマを書こうが、金がもらえるっていうことはヤバイと思う。
で、それはなんかこうYouTubeにしても、迷惑ユーチューバーみたいなものにしてもそうだけど、結局のところは、ニュースになっちゃうようなことをすると、閲覧する。で、閲覧するとお金が入ってくるみたいなそのシステムが多分、表現のあり方みたいのを変な方にしてる気がする。
やっぱり多少、僕は深夜放送の出身だから今もずっとそこにいますけど。テレビの基準よりは過激なことを言おうと思ったことあるけれども、面白いことっていうところから。あと、それから喜ぶ人がいるっていうところから、やっぱりどんな斜に構えてても、外れたことはないと思うんだけど。
だから、目標とすることは面白いことをしたいからっていう理由で表現に入ってったけど、みんなが喜ぶことをしたいからっつって表現に入ってったけれども、そうじゃないアプローチの人出てくるわけだよね。そのこういう人たちに難癖をつけていったりとか、こういう人たちにショッキングなことをぶつけていくと、閲覧数が増えるっていうのは、いわゆる…
これもさ、難しいのはさ、YouTubeとかユーチューバーとかってさ、俺たちを「テレビ」って呼ぶようなもんじゃんか。大きな器の話だから、その中にも色んな活動の人がいるから、人を喜ばせたい人もいるし。
だけど、そうじゃない。結局上手に揉めたり絡んだりとかしていくことで、閲覧数を増やすを良しとしていくっていう人は、おそらくYouTubeをやる人の中で、いわゆる僕らの時代の芸人と似たスピリットの人と、全く違うものをやってる人って俺いるような気がして。
なんかちょっと、どうにかしないとってなるもんね。ありもしないゴシップを言ったとしても、その閲覧数でお金がもらえちゃったりとかするってなってくると。
で、しかもこれも難しいもんで、僕はあの二人は凄いよくやったなと思うのは、自ら「それ違いますからね」っていうことで、大勢の人にこういうことが起こってるってことを知らせちゃうにも関わらず、だけれどもこれは止めないと、あまりにデマで自分たちのデマがデマを呼ぶんだっていうことで、多分ご自分たちでやったんだと思うんですけど。
なんかあの感じの裏に、なんだろうね…表現をするってこの中に、僕があんまり思いつかなかったようなことで、お金が儲かるシステムができてる、何か変さっていうのと。