2024年5月11日放送のテレビ東京の番組『ゴッドタン』にて、お笑いコンビ・オズワルドの畠中悠が、芸人になって最も嬉しかった瞬間を告白していた。
劇団ひとり:さぁ、続いてはオズワルド、参りましょう。お願いします。
伊藤俊介:こちら。M-1決勝初進出。
加納:これはね。
伊藤俊介:個性的なキャラクターがあるわけでもなく、「元◯◯芸人」とかでもなく。もう、M-1決勝いかないとメシが食えないぞっていう状態の時に、どうにか2019年初めて決勝行けた時が、僕の中でも畠中でも、人生の中で一番嬉しかった出来事かな、と。
劇団ひとり:ちなみに、何回目の挑戦だったの?
伊藤俊介:4回目ぐらいですね。
畠中悠:そうですね。
劇団ひとり:ああ。
伊藤俊介:で、色んな全部フラッシュバックしてくるというか。
小木博明:うん、うん。
伊藤俊介:それこそ準決勝、1個前、トム・ブラウンさんが死ぬほどウケてて。どうしようって震えてた時に、ダイタクさんって東京吉本の先輩が、「東京吉本の意地、見せてやれ」って。
矢作兼:おお。
伊藤俊介:一回も面白いって言ってくれなかったゆにばーす川瀬さんが、決勝進出して、一発目川瀬さん連絡して、「どうでしたか?」って聞いたら、「完璧やったよ」って。初めて褒めてもらえた。
小木博明:へぇ。
伊藤俊介:こういう思い出も込みで絶対これじゃないかな、と。
劇団ひとり:なるほど。さぁ、どのように答えたんでしょう?
朝日奈央:こちらです。「2015年、コンビを組んですぐにヨシモト∞ホールの一番下のライブで、優秀者一組に選ばれた瞬間。その時、渋谷の兆楽で結果発表を待っていたが、ウェブで発表され、伊藤は泣いて喜んだ。あの時食べた兆楽の冷しゃぶチャーハンの味は忘れられない」。
畠中悠:これです。
伊藤俊介:お前、テレビのスケールを考えろ!
矢作兼:はっはっはっ(笑)
伊藤俊介:どこの、何の話をしてんだよ(笑)
矢作兼:最初の栄光なんだよなあ。
畠中悠:そうです。
劇団ひとり:良い思い出じゃん。
伊藤俊介:いや、分かるけど(笑)
畠中悠:M-1とかよりも、もっともっと遡って、原点ですね。
伊藤俊介:いや、分かるけどさ。
畠中悠:僕はピンで3年ぐらいやってて、伊藤も別のコンビで3年やってて、一切、結果が出なくて。
劇団ひとり:うん。
畠中悠:で、コンビ組んでヨシモト∞ホールっていう劇場のピラミッドの一番下の、有象無象の衆の。そこから抜け出せるかどうか、みたいな。
小木博明:うん。
畠中悠:ライブ終わって、数時間後に結果が発表されるんですよね。で、伊藤と兆楽でチャーハン食べてて。ちょっとビールも飲んでたかもしれないね、その時(笑)
矢作兼:ふふ(笑)
畠中悠:瓶ビール。
劇団ひとり:もう手応えあったのかな?
畠中悠:手応えあったんですよ。今までにないぐらいウケたなって感じがしたんですけど。僕が先に携帯見たんですよ。「オズワルド」って書いてあって。
矢作兼:うん。
畠中悠:それを見て、伊藤に「伊藤、見てみ」って。「何?出た?」って。
矢作兼:うん。
畠中悠:見たら、「オズワルド」って書いてるわけですよ。
小木博明:うん。
畠中悠:その瞬間、伊藤がチャーハン一口食べて、涙をポロッと流して。
伊藤俊介:いやいや(笑)
矢作兼:はっはっはっ(笑)
劇団ひとり:いいじゃん(笑)
伊藤俊介:芸人になれたなって思えたというか。