2024年4月24日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』が長寿番組化することで起きた「変化」について語っていた。
佐久間宣行:オードリーが東京ドームのライブが終わって、マインドが色々変わったりもしてるじゃない。で、『あちこちオードリー』って嘘つけない番組だから、ラジオと一緒で。
だから、いろんなマインドが変わってて、トークの内容もどんどん変わってきてるんで、またなんか、徐々に違う番組になりつつある。これが番組が変わるっていうことかっていう。
やっぱ5年ぐらいで変わるんだよね、番組って。『ゴッドタン』も何回も変わってんの。おぎやはぎと劇団ひとりが無茶する番組だったんだけど、そのうち売れてきちゃうとさ、無茶ってさ、なんかパワハラになるじゃん。
だから無茶が似合わなくなってくるから、これ企画としていいものを作っていこうってフェーズになったりして。で、さらにおぎやはぎと劇団ひとりが売れると、今度はおぎやはぎと劇団ひとりの前に、出てくる芸人さんが緊張するようになってきちゃうから。
そうすると、なんかこう人の良さを出そうって番組に変わってって。そこで三四郎とかに出会ったの。みたいな感じで、どんどん変わっていくんだよね。
だから、そういう感じになってくのかって。だから、『あちこちオードリー』も、この始まった5年前って、若林君がそのなんつったらいいの?フラストレーションていうか、テレビ番組の中で好きなことをなかなかやれないんじゃないか、みたいな絶望してる時期 に始まったから。
それがどんどん若林君が…その時の若林君と春日にしか引き出せない人の悩みがあったから、ああいう番組になってたんだけど。多分、あそこまで成し遂げちゃうとさ、東京ドームライブ。そうすると、みんなが認める存在になるじゃん。
そうすると、多分悩みはそれでもあるんだけど、なんか分かられない悩みになってくるんだよね。そうするとなんかまた、話す内容が変わってくる、みたいな状態で。今、多分もがきながら『あちこちオードリー』がどんどん、どんどん変わっていくみたいなころになってくのが、ちょっとそれはそれで面白いなと思ってる。