2024年4月17日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、「オードリーのANN in 東京ドーム」を経験したからこそ思う「残る仕事・消える仕事」の違いについて語っていた。
上地雄輔：「こういう景色みたい」とかないんですか？
若林正恭：いやぁ、まさに今思ってることなんですけど。大体、これだけやると、得意・不得意と限界が見えちゃうっていうか。
品川祐：うん。
若林正恭：東京ドームも、1年間準備したんですよ。で、エッセイとかもそうか。結構、僕も細かく準備していったものでしか、褒められることがないんですよ。
品川祐：うん。
若林正恭：で、テレビって企画があって、二日酔いでもそのまま行って面白くしちゃう人が、結局超一流まで行くなぁって思ったんですよね。
品川祐：うん。
若林正恭：春日も、用意しないでもできる人で。
品川祐：でも、それって若林の気持ちよさがそこにない？
若林正恭：ああ、気持ちよさ…はい、はい。
品川祐：要は、何の用意もしないで笑いをとるって気持ちよさよりも、やっぱり計画的に考えて、東京ドームでやることの方が気持ちよくない？
若林正恭：それ、思いました。
品川祐：だから、そうなってるはずだよね。
若林正恭：ああ、なるほど。
品川祐：やっぱり若林が、それだけ漫才に対しても情熱はあるし、東京ドームのイベントに対してそれだけ細かく緻密に考えて…っていくってことは、それが気持ちいいんじゃない？
若林正恭：ああ。
品川祐：その時にやっぱり脳汁が出るから。
若林正恭：ああ。
品川祐：それを選んでるんだろうし。そういう若林が好きな人が、やっぱみんな見るんだろうしね。
若林正恭：ああ、なるほどなぁ。
品川祐：で、それにやっぱり光を照らしてるのが、やっぱ春日なんだろうね。
若林正恭：ああ、そうですね。
春日俊彰：そうなんですか、へぇ(笑)
若林正恭：ふふ(笑)たとえると、タトゥー仕事と、シールタトゥー仕事みたいな感じのがあって。
品川祐：うん。
若林正恭：『ドロップ』撮った品川さんとか、バカリズムさんだったら『ブラッシュアップライフ』とか。ずっと誰の記憶からも消えない仕事みたいなのってあるじゃないですか。M-1チャンピオンとか。
品川祐：うん。
若林正恭：頑張って受けたけど、消えてく仕事もあるじゃないですか、地上波とかも。
品川祐：うん。
若林正恭：それ、どっちが上とかじゃなくて。何か細かい作業で、時間かけてやったものだけ残ってるなぁって感触はたしかにあったんです。
品川祐：うん。
若林正恭：で、そのドームライブの4日後ぐらいに、佐久間さんと斎藤さんの番組なんですけど、ギャルにめちゃくちゃボコボコに言われて、俺、なんかそういう状況で、ウケたことないんですよ。
品川祐：うん。
若林正恭：返しで。「そんなこと言うな！」って叫んでも、全然ウケないんですよ。
品川祐：うん。
若林正恭：全然盛り上げられなくて。春日は盛り上げまくってるんですよ。
春日俊彰：「ピンクじじぃ」とか言われてね(笑)
若林正恭：ふふ(笑)帰り道に、「無理だなぁ」って思ったことがあって。最近、特にドームやったもんだから思うっていうか。全然頑張ったつもりだし、色々試したけど無理だったなぁって思うことも多くて。
品川祐：でも、そのうち、なんかあるんじゃない？Netflixで大きなオードリーの企画とか。
若林正恭：ああ。
品川祐：それこそ、若林が考えたものが形になることが…っていうのは、東京ドームっていう大看板があれば、企画通りやすいと思うけどなぁ。
