2024年3月24日放送の読売テレビ制作の番組『川島・山内のマンガ沼』(毎週日曜25:28 – 25:58)にて、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、心拍数を上げるスリルを求める男子と強烈なストーカー体質の女子の恋愛漫画『偏愛ハートビート』を紹介していた。
山内健司:『偏愛ハートビート』。飯野俊佑先生、2023年ジャンププラスにて連載、完結第3巻は3月4日に発売ということで。
川島明:はい。
山内健司:あらすじなんですが、主人公は幼い頃にマンションのベランダから転落し、奇跡的に助かった少年・河辻悠。
川島明:はい。
山内健司:男の子ですね。で、マンションから落ちちゃった時に、河辻君は強烈な鼓動と生の実感を覚えてしまい、運動やホラーなど、心拍への刺激を求めるようになるんですが。
川島明:はい。
山内健司:その落ちちゃった時のあの同じような感覚には出会えず、満たされない日々を送ってます。
川島明:なるほど。
山内健司:そんだけドキドキしたことない、と。思ってたところに、主人公・悠に好意を抱く、戸叶希咲。この希咲ちゃんは、関わった人が後悔するほど狂気的な依存体質の持ち主なんです。
川島明:はい。
山内健司:で、彼女に求めていたものの片鱗を感じた悠は、交際を始めることに。
川島明:ああ、はいはい。
山内健司:でも、強烈なストーカーなんです。
川島明:ヤバ女なんやな。
山内健司:ヤバ女で、色んな人から「悠、あの子はマジでヤバイから絶対に近づかない方がいい」ってめっちゃ言われれば言われるほど、「コイツなら、あの時のドキドキを俺に感じさせてくれるんじゃないか」と。
川島明:死ぬかもしれないって感覚を?
山内健司:はい。
川島明:なるほどね。
山内健司:で、全部分かった上で、悠は希咲と交際を始めるんですけど、その時にもう言うんです。「全然、ガンガン来てもらっていいんで」って。
川島明:本気で来てください、と。
山内健司:で、希咲もみんなからそういう気持ち悪がられてる、ビビられるの分かってるからセーブしてたけど、「本気出していいんですか?」って。
川島明:本気で愛しますよ、と。
山内健司:「いいんですか?」みたいなんで、まず手始めに盗聴器みたいなのを仕掛けられて。「…盗聴器仕掛けてるやん」って。
川島明:バレてる(笑)
山内健司:初手から、お互いがお互いを分かった上で、「いいよ、いいよ。俺を追い詰めてきてるね」みたいな感じ。だから、偏った恋のハートビートっていうのが、ストーカーの全力と、ビビらなくなっちゃって、ドキドキを求めてる奴の全力の。
川島明:矛と盾だ。
山内健司:はい。どんどん変なことをしてくれればくれるほど、みんなが引いてきたものをすればするほど、悠は「この子ええやん」って、ゾクゾクするっていうので。
川島明:ああ、オモロ。