2023年12月16日放送のTOKYO FMのラジオ番組『川島明 そもそもの話』(毎週土 17:00-17:55)にて、麒麟・川島明とシンガーソングライターのaikoが、KANの驚きに満ちたライブパフォーマンスの凄さについて語り合っていた。
川島明:色んなアーティストの方おられると思いますけど、KANさんはやっぱり特別な存在ですか?
aiko:結婚したかったんです。
川島明:ああ、もう好きすぎて?
aiko:中学生とか、高校生の時に。
川島明:ああ。
aiko:凄い好きで。もうゲストで来ていただいた時に、「あ、もうなんか私の人生終わったかもしらん」と思って。
川島明:あ、もう夢が?
aiko:会ったから。
川島明:夢が叶ったから、神様に会ったから、もう終わり。これ以上のピークないぞ、ぐらいの?
aiko:うん。
川島明:凄いね。どういった方ですか?
aiko:あ、もう凄い変な人(笑)
川島明:いや、でもこれは褒め言葉となるんですけど。
aiko:うん。とっても変な人ですね。
川島明:天才過ぎますね。
aiko:そうなんです。凄い変で、間合いが。KANちゃんの間合いっていうのがあって。
川島明:はい。
aiko:ペースに飲まれると、もう全て見透かされてるんじゃないかなっていう。
川島明:うん。
aiko:なんか、自分が喋っていい人じゃないかもしれないっていうぐらい、尊い人ですね。
川島明:凄い。
aiko:なのに、ダジャレも好きで。
川島明:はい、はい。
aiko:もう、全てを面白くする人なんです。
川島明:だから、ライブもそうじゃないですか。ただ歌ってるだけじゃなくて。「何なん?この発想」みたいな演出もされるでしょ。
aiko:そうなんです。もうライブのツアーが終わった、次の日から次のライブの構成考えるぐらい、ライブの演出がとんでもなくて。毎回、KANちゃんのライブを見て、「自分もMCとかでみんなが休憩するんじゃなくて、我に変える瞬間をもう1個でもなくす」っていう。
川島明:ああ、非現実を作るという。
aiko:はい。っていう風に決めたぐらい、面白かったですね。
川島明:僕が見た中で信じられなかったんが、KANさんが急にスチールドラムを…
aiko:あ、焼きそば!
川島明:焼きそばのやつ。
aiko:凄いでしょ。
川島明:スチールドラムがね。まぁ、ちょっと鍋みたいな形してるんで、それをKANさんが非常に…
aiko:最初ピアノ弾いてて、で、その上にスチールドラムがあって、そこに上がってって、演奏し出すんですよね、ソロみたいな感じで。
川島明:はい。で、ワーってお客さんはホンマに鳴らしてると思って、大盛り上がりしてて。
aiko:うん。
川島明:そしたら、その曲が3分間クッキングの曲になっていって、で、「何これ?」ってなったら、KANさんがそのスチールドラムの中に、塩コショウ入れたり、麺を入れたりして。
aiko:ソース入れたり。
川島明:でも、ずーっと音楽鳴ってるんで、「何これ?」ってなったら、そのスチールドラムから、大量の焼きそばが出てきて。
aiko:そうなんです。
川島明:で、メンバーの方がみんな食べて、「美味しい」っていう。いかれたステージですよね。
aiko:でも、あれがずっとなんですよ。
川島明:基本的には、そういうことなわけですね。
aiko:アフロシャワーっていうのがあって。
川島明:はい。
aiko:ライブの2階のキャットウォークっていう、スタッフの人たちがいるところから、もうアフロが大量に降ってくるとか。
川島明:ほう。
aiko:普通にオープニングKANちゃんが出てきて。一時期ね、「一人ZOO宣言」って言って、「俺は一人でZOOをやる」って。
川島明:ダンスユニットの。
aiko:踊ってた時期があるんです。で、「ワーっ、カッコイイ」って、もうみんながハートになった頃に、ジャンジャンジャンジャンってブレイクがあって。
川島明:うん。
aiko:それ、ヅラやったんですよ。で、丸坊主になってたり。
川島明:へぇ。
aiko:悲鳴、絶叫。
川島明:それはビックリしますよね。でも、そのサプライズがしたいがために。振りのためにダンスを完璧にされてるってことでしょ?
aiko:そうなんです。
川島明:やっぱりコメディアンな部分がたくさんあって、サプライズもあってというところですよ。
aiko:不思議なこだわりがもうたくさんある人で。
川島明:うん。
aiko:本当にもう…未だにねこの間、亡くなられてね。
川島明:天国へ旅立たれてしまいましたが。
aiko:そうなんです。ですが、未だにいろんなサプライズをみんなに残していってるという感じですね、今も。