2023年6月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、「FINAL FANTASY XVI」(FF16)体験版が無料ダウンロードでプレイできる上に本編へ引き継ぎができることで「いい時代になったなぁ」と実感した理由について語っていた。
伊集院光：世の中、よくなったなぁって思ったのは、最近、当たり前のことだから言うまでもないんだけどさ。「FF16の体験版が出ますよ」みたいな。その体験版が出ますよっていう時にさ、最初の方をちゃんと丸々やらせてくれてさ。そこでこう得たレベルを、もう製品版で使えますっていうか。
なんか凄いよね。要は、なんかフェアだなと思うんだよね。昔は、下手すりゃ動いてる、新しいソフトの動いてる姿を一度も見ないまま買うから。一度も見ないまま、「面白そうだ」っていう、その記事や風の噂で買っていくから。パンフレットで買ってくから。もう、箸にも棒にも引っかからないようなゲームを買わされてたけど。
その方式って、フェアじゃん。最初の一面はやっていいわけじゃん。最初の一面はやって良くて、気に入った人はちゃんとお金払って全部買ってくださいね、みたいな。
で、ダウンロードとかもよくできてるからさ、体験版やって、その最初の内のところやった上に、追加でお金払うと、その製品が出た時に、ほぼほぼダウンロードは終わってて、その製品の解禁と同時に、ラスト1パーツだけが来るから、もう発売と同時にゲームできる、みたいな。
体験版自体も、凄いことだったね、最初。だって試せんだから。発売日にゲームを買うっていうギャンブル性が少しでも少なくなって。だけど、何のゲームか忘れたけど、ビッグタイトルの新しいのの体験版は、そうでもないタイトルのパッケージの中に入ってる、みたいなパターンなかった？
別に興味のないゲームを買うと、半年先に出るこのゲームの体験版ついてるからって言うんで。「じゃあ、あの体験版やりたいから買うシステム」ってあったよね。で、その後、割とゲーム雑誌についてくるようになったりとか、ゲームショウとか行くともらえるようになったりとか。
でも、体験版ができた時点ではあんまりゲームは完成してなくて。なんか今とちょっと違う、今みたいにそのお試しで最初できるんじゃない、みたいな。で、なんかいい時代になったなぁみたいな。
