2023年2月10日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、優秀なテレビスタッフたちが去っていく中で年齢的に飛び出すこともできずテレビ業界に「最後まで居座る」所存であると発言していた。
東野幸治:俺の今の仕事、どんなんかなって思ったら、番宣俳優さんがスタジオにやってくる。番宣俳優さんのちょっとユニークなボケに笑い。なんとなくツッコんで、優しくツッコんで(笑)
渡辺鐘:うん。
東野幸治:で、ちょっとディレクターがやりたい方向性に導いて、ディレクターさんがやりたい方向に導きながらも、少しはたまには脱線しつつやって。メイク落として5分で家帰ってるような(笑)
渡辺鐘:ふふ(笑)それもいいんですけどね(笑)
東野幸治:そうやねん。それもエエねんけど、「ああ、そうか。みんなそんな感じなんだ」みたいな。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:そんなんを考えさせられたっていうか。俺の残された道は現在55歳やから。そんなふうな、飛び出す勇気もない。ってなってくると、最後、テレビが少しずつ人が減ってくる中、最後まで居座って。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:『天空の城ラピュタ』じゃないけど、あのロボットじゃないけど、ひたすら毎日、花を摘んで(笑)
渡辺鐘:はい(笑)
東野幸治:誰もおれへん…カメラだけ固定したスタジオに毎日行って(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「こんにちは、始まりました」って(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:照明もついてないのよ、もう(笑)
渡辺鐘:え?(笑)
東野幸治:だって10年後とか、テレビなんてホンマどうなってるかも分からないし。もちろんあるんですよ、王道としてあるんですけど、なんとなくやっぱりM-1グランプリとかさ、テレビの面白い企画とか、ドラマとか番組みたいなんは、どんどんそれ用に。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:だから、リアルタイムで見る必要なくて、スマホであったり、タブレットで見ていく時代に、みんなそっち側に行くから。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:一人去り、二人去り…若い人はどんどん、どんどん行くじゃないですか。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:だから、ちょっと考えました。55歳で、そういうふうに行けないし。東京や大阪で、あと5年ぐらいでやっていって、ホンマに60歳ぐらいで移住して、ローカルの番組とか一生懸命やってるんやろうなって。