2019年10月10日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、おぎやはぎの小木博明が、テレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行がライブイベントで観客を大爆笑させている姿に、「寂しかった」「もうみんなの佐久間さんになってるから」と思ったと告白していた。
小木博明:逆に出るのが怖かったぐらいだよ、もう。
矢作兼:へぇ。
小木博明:もう…
矢作兼:普通、「助けてあげよう」ぐらいの感じじゃん。
小木博明:いや、普通思うじゃない。
矢作兼:ねぇ、一般人なんだから。
小木博明:そう。ラジオも聴いてるしさ、面白いのは分かってたんだけどさ。
矢作兼:うん。
小木博明:いざやっぱ舞台で…テレ東の社員よ。
矢作兼:うん。
小木博明:一人で出てさ、あんなにウケてんの…俺、他のお笑いでも見ないよ。あんなにウケてる人みたら、ショックだよ、まず。
矢作兼:ああ、そうだね。喋りのプロじゃないんだからね。
小木博明:そう。嬉しいのはあるんだけど、ただ単にこう喜んでもられないというか。
矢作兼:うかうかしてらんない?
小木博明:そう、寂しい気持ちもあんの。あの佐久間さん…自分たちの目の前にいたさ、カンペだしたり、スタジオに座ってる佐久間さん、それがもうみんなの佐久間さんになってるから。
矢作兼:ふふ(笑)
小木博明:客がもうみんな。
矢作兼:俺たちのじゃなくて、みんなの?(笑)
小木博明:そう、みんなのよ。
矢作兼:ああ。
小木博明:みんなが欲しくてしょうがないの。
矢作兼:嬉しい反面、寂しい…
小木博明:寂しいの。これで思ったのが、この人最初にね、言ってたのが「1年でやめる」ぐらいの話だったのね。
矢作兼:ラジオね。
小木博明:あれやめないよ。だって、超気持ちよさそうな顔してるんだもん。
矢作兼:はっはっはっ(笑)
小木博明:あれ、やめないよ。やめるわけないじゃん。
矢作兼:そっか、味しめた?
小木博明:味しめた。俺も思った。こんな快感を覚えたら、こんなのやめるわけねぇじゃんっていう。
矢作兼:そう。舞台で、人を笑わせたときのね、あの快感を覚えちゃうともうダメね。
小木博明:もう無理じゃん。で、裏方でもちろんお笑いとかやってきた人だからさ、そのウケる喜びっていうのはもちろん知っててさ、自分も多分、裏方として演者が受けた時は、一緒に喜んでくれてたと思うけど。
矢作兼:うん。
小木博明:でも自分が出てウケた時のあの快感は、多分あれはないと思うから。
矢作兼:うん。
小木博明:もう続けると思うの、まず。
矢作兼:多分、もう忘れられないだろうね。
小木博明:あの感じを見た時に、「あ、これちょっと歴史が変わっていくんじゃないか」ってくらい思ったの。「この人、何かを変えてくな」と。これからのエンターテインメントっていうか、お笑いをね。
矢作兼:おお。
小木博明:そのぐらいなんか、「ヤバイ、今、俺、その歴史が変わるのを見てしまった」っていう。
矢作兼:大絶賛(笑)でも、たしかに「歴史を変えた」はたしかに、変えたかもしれないけど。テレビ局の社員で、1人で出てって、そこまで爆笑させたライブは聞いたことないね。