2022年7月18日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、古本屋チェーン店で小学生の少年が行っていた行動に衝撃を受けたと語っていた。
伊集院光:本をチェーンの古本屋に売りに行ったりするんだけどさ。そこで目撃した、「ああ、すげぇ。最近の子供すげぇな」って思ったのが、古本屋、本も売れるけどさ、ポケモンカードとか遊戯王カード、ああいうカードゲームもみんな買い取っててさ。
で、俺がその本の査定をしてもらうように並んでたらさ、前の人がポケモンカードを結構な数持ってくるわけ。で、おじさんで、そこまでポケモンカードに興味はないけど…子供がやってたのか分からないけど。
それを売ってるとさ、手練が次から次に査定してるわけ。そしたら、店に来てたガキがさ、その査定してるところを覗き込んでるわけ。で、子供からしたら、欲しいカードがあんのかなぐらいに思ってたら、結局、二束三文じゃん、そのポケモンカードも。
売る側が思ってるほどのことじゃないじゃんか。で、そしたら「どうしますか?この値段で」っていう中で、思ってた値段より安かったらしくて、「だったらいいわ」って。帰っていくわけ。
で、俺のやつはややこしい本が多いから(笑)謎の本が多いから、だから『ハウツーアナル拡張』とかの全13巻とかだから。相場が分からないからって。俺が書いた、この世の1冊しかないやつだから(笑)
『気持ち悪い虫』とかだから(笑)ちょっと時間かかるんで、「何時に来てください」っていうので、すぐ出ちゃったの。そしたら、表の駐車場で、その見てた小学生の子が、売りにきたおじさんに対して、「買い叩かれてましたね」と(笑)
「あのカードとあのカード、僕に300円で売ってくれませんか?」みたいな。小学校4年ぐらいの子が言ってて。要は、そこに中間マージンが絶対入るわけじゃん。棚に並べた時に、結局倍ぐらいで。
俺のアナル拡張全集も、130円で買い取ったやつを、アイツら30万ぐらいで売ると思うの、希少な本だから。中間マージンが入ってることを知ってるから、「おじさん、あのカードとあのカードあったよね」って。
「あのカード、いくらって言われてたけど、僕、いくらで買いたい」って話を、個人のおじさんと、個人の少年がやってるのね。凄くね?この世の中。世の中、こうなってるって思って、ちょっと震えた。