2022年6月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『オールナイトニッポンJAM』のようなラジオ番組のサブスクで過去回の「問題部分をカットして配信」することにより生じる新たな問題点を指摘していた。
伊集院光:「こことここを切りました」って話をしてる時に、全く残ってないわけじゃないんですよ、同録が。みんなの手元に、YouTubeを含めて、録音素材が残ってないわけじゃないんですよ。
そうすると、全部切って「大丈夫ですよ」って判断をした公式のものが出るということは、それと照らし合わせると、何が公式じゃないのかっていう。何を突かれるのをイヤだと思ってるのかっていう意思が表に現れるわけですよ。
で、このことを含めていくと、俺ね、実際に思うんだけどね、俺、死んだ後、アーカイブをどんどん公開して、どんどんお金にして、俺の生前世話になった人にどんどんお金を落として欲しいと思う。それ、どんどんやって欲しいと思う。
だけど、俺が生きている間は、過去の俺によって、今の俺のラジオ生命、タレント生命が絶たれるということが、それほどレアケースではないんじゃないかっていうふうに思ってるんですよ。
今日は大丈夫だけど、来週急に挨拶代わりのスナックな感じで「大陰唇」って言うのダメになるかもしれないんですよ。少なくともあまりよくないことになっちゃうかもしれない。今日はOKだけど、挨拶だからあんなもん、深夜放送に関しては(笑)
だけど、分かんないんだよ、その辺が。とても曖昧なところが面白かったりとかってことだし、偶然今日見つかってない、怒られてないこととかを掘り起こされることもあるしって考えていくと、かなりスリリングなことだっていうか。
その冒険をしたことは、凄くリスナーの気持ちが分かっていることではあるけれども、その一歩を踏み出すことが孕んでる危険が凄いいっぱいあるっていうのも、素直に感じちゃうところであります。