2022年1月2日放送のニッポン放送系のラジオ番組『欽ちゃんとオードリー若林のキンワカ60分!』にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、萩本欽一が「家庭を顧みず、ほとんど家に帰らなかった」末に妻が亡くなる間際に言った言葉に感動したと語っていた。
若林正恭:テレビのお仕事終わって、家帰って来て、奥様と喋ったことない?
萩本欽一:奥さんとね…大体、家帰ってないもんね。
若林正恭:家、帰ってなかったんですか?
萩本欽一:帰らない。東京のお家にいたら、奥さんが「この家、うるさ過ぎ」っていうのと、家庭に仕事が入ってくるっていうので。
若林正恭:ああ。
萩本欽一:だから、夜になると、テレビ局のが来て、打ち合わせしてるわけ。
若林正恭:はい。
萩本欽一:そうすると奥さんね、居場所がないっていうんで、「お願いだからこの家、出たい」っていうんで。
若林正恭:ふふ(笑)
萩本欽一:で、田舎行って、二宮行っちゃったの。
若林正恭:ああ、そうだったんすか。
萩本欽一:後に、「俺のどこ好きで一緒になったの?」って、亡くなる1年ぐらい前に言ったら、いきなり言われたね。「好きはないわね」って、軽く。
若林正恭:うわ、じゃあ今バリバリでタレントやってたら、めちゃめちゃ好感度低いですよ、欽ちゃん。
萩本欽一:なんで?
若林正恭:一緒に奥さんと住んでないなんつって。
萩本欽一:ああ、そう?
若林正恭:テレビの仕事ばっかりしてたら。
萩本欽一:ところがね、じーっと考えてね、「好きで一緒にいたっていうより、ずっとファンだった」って。
若林正恭:欽ちゃんのファンだったんだ、ずっと。
萩本欽一:そう。
若林正恭:素敵だなぁ、それはそれで。
萩本欽一:「あ、それで帰っておいでよ」も言わずに、ひたすら黙って見続けたっていう。
若林正恭:うわぁ、素敵な話、オンエアしたくない(笑)一緒に住んでないところまで、オンエア(笑)
萩本欽一:だからね、むしろ帰ってきてね、子供と遊びに行ったら、「仕事に夢中で、家庭など思い出すなって、それぐらいとことんやってる欽ちゃんが好きなの」って。
若林正恭:好きなんだ、仕事してるプロの欽ちゃんが。
萩本欽一:ですから、ほとんど帰ってない。
若林正恭:へぇ。今は聞かない話ですよ。
萩本欽一:仕事をしてて、家庭を思い出したことない(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)