2019年9月7日放送のMBSラジオのラジオ番組『極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!』(毎週土 25:20-25:50)にて、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、劇団東京ヴォードヴィルショーの養成所に入団した際に、「お前は声帯が潰れていて、役者には向かない」と言われて激怒した過去を告白していた。
加藤浩次:喉が、どんどん弱ってきてるんだよね。
山本圭壱:あなた?
加藤浩次:うん。
山本圭壱:だから、やっぱり舞台の発声をしてないからじゃない?
加藤浩次:うん。
山本圭壱:マイク仕事しかしてないから、やっぱり伝わりづらいんだよ。
加藤浩次:舞台の発声をね、したたことないんだよ、人生で(笑)
山本圭壱:ふふ(笑)たしかにね(笑)
加藤浩次:うん。俺、したことない。
山本圭壱:昔、ヴォードヴィルの劇団の研修の時代にもね、「あなたの発声では売れない」とか言われましたもんね。
加藤浩次:そう、そう。「声帯が潰れてるから、役者としては、お前はもう諦めた方がいい」って。
山本圭壱:二十歳の時に(笑)
加藤浩次:二十歳の時に東京ヴォードヴィルショーに来ている声楽の先生に言われたから。
山本圭壱:言われましたね(笑)入って一ヶ月も経たない青年に対して、夢をぶっ潰しましたよね(笑)
加藤浩次:そうだよ。で、そいつの授業、それから出なくなったんだよ。
山本圭壱:それからあなた、月曜日来なくなりましたもんね(笑)
加藤浩次:うん。でも、ざまぁ見ろだよ、こっちにしてみたらよぉ。忘れねぇよ、アイツが言ったこと(笑)
山本圭壱:はっはっはっ(笑)
加藤浩次:「お前の声帯はもうぶっ潰れてて、役者には向かないからやめろ」って。
山本圭壱:あなた、月曜日一回しか来なかったもんね(笑)
加藤浩次:役者になったわけじゃないけど、役者の仕事もたまにさせてもらってんじゃん。
山本圭壱:うん、まぁね。
加藤浩次:俺もう「ざまぁみろ」って思ってるもんな。
山本圭壱:その時やられてた先生は、「舞台としては」ですよ。だから、ドラマとか映画はまだ別だけど、舞台に対しては、発声がなってませんよって言い方じゃない?
加藤浩次:いやいや、俺、言ったんだもん。お前いたのか、その時、覚えてないけど。その発声の先生におれ、言ったんだから。「勝新太郎さんどうなんですか?」って(笑)
山本圭壱:ふふ(笑)勝新太郎さん(笑)
加藤浩次:「勝新太郎さんはどうなんですか?」って。当時、生きてらっしゃったから。出てたよ、映画とか。
山本圭壱:声、出てませんでした?(笑)
加藤浩次:全然、腹式じゃねぇじゃんか(笑)
山本圭壱:それは『座頭市』とかね、やられてる時にあんまり腹式で喋るのも、おかしいでしょ?(笑)
加藤浩次:うん。
山本圭壱:役として、勝さんは当時、そういうふうに演じていらっしゃったわけで。
加藤浩次:うん。
山本圭壱:そういうことじゃないと思うんですよね、勝さんの場合は(笑)
加藤浩次:だから、「関係ねぇ」みたいなことを言われて。
山本圭壱:それから、とんと月曜日見なくなりましたね。
加藤浩次:一切、出なくなったもんね。…だから、若い子にさ、そういうこと言っちゃいかんぜ。
山本圭壱:まぁね。
加藤浩次:俺みたいな性格だから、「うるせぇ、この野郎。もう行かねぇ、お前の授業なんて」っていう性格だからよかったからさ。
山本圭壱:たしかにな。
加藤浩次:今の若い子とかに、俺らみたいな年の奴が、やっぱりあーだこーだって言っちゃいかんのよ。
山本圭壱:まぁね。
加藤浩次:俺は言わねぇもんな、ほとんど。
山本圭壱:ああ、若手にっていうか、若い子には。
加藤浩次:全く言わない。