2021年9月26日配信開始となったYouTubeチャンネル『街録ch』の動画にて、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが、アイドル志望で松竹芸能のオーディションを受けて「騙されて」芸人になったと告白していた。
三谷三四郎:松竹を選んだのは何だったんですか?
クロちゃん:いやいや、松竹選ぶつもりなかったんですよ。
三谷三四郎:だって、アイドルになりたかったら、王道はジャニーズ。
クロちゃん:どちらかと言うと、松田聖子さんとかに憧れてたので。
三谷三四郎:うん。
クロちゃん:ソロシンガーの女性。僕の声が高いので、女性アイドルみたいな感じの曲を歌って。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:中学の教育実習で歌ったのって、女性のアーティストの歌だし、男性だとキーが合わないから。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:可愛らしい格好をして歌って、日本だけでなく世界にもいけるんじゃないかって、自分の戦略もあったし。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:初めは松竹受ける前に、色々本が売ってるじゃないですか、事務所のオークションの。
三谷三四郎:はい。
クロちゃん:あれ買って、で、10社ぐらいに送ったんですよ。デモテープを送って。でも、返ってこなくて。一個かニ個返ってきて、SAWS COMPANYかどっかだと思うんですけど、「もうちょっと芸を磨いて頑張って下さい」みたいなのがきて。
三谷三四郎:うん。
クロちゃん:アイドルでやりたいから、芸を磨いてっていうのは違うから。で、春になったら東京行こうと思ってて。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:そしたら、短大時代の友達が、新聞の広告で「松竹芸能がアイドル部募集」って書いてるって教えてくれて。
三谷三四郎:へぇ。当時、流行ってたのはモー娘。とかですか?
クロちゃん:そうですね、1999年、2000年なんで。
三谷三四郎:ああ、そういうのがあるから。
クロちゃん:はい。でも、今はもうないんですよ。2年ぐらいしかなくて。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:で、どっちにしろ東京行こうと思って、冷やかしがてら受けてみようかなって思って。練習だと思って受けたら受かって。
三谷三四郎:はい。
クロちゃん:で、レッスンあるから来てくれって言われて。で、ボイトレとか、歌とかダンス教えてもらえるのかなって思って行ってみたら、ネタ見せで、そこは。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:「なんでネタ持ってけぇへんねん」って講師の先生に怒られて。「騙された」って思って。
三谷三四郎:はい。
クロちゃん:芸人になりたいわけじゃないから。「だったら僕、やめます」って言って。
三谷三四郎:おお。
クロちゃん:「東京行こうと思ってるし、やめます」って言ったら、当時のマネージャーが「だったら分かったアイドルユニット組ませてやるから、ちょっと待ってくれ」って言って。
三谷三四郎:へぇ。
クロちゃん:当時、モー娘。とかプッチモニとかタンポポとかやってたから。どんなユニットなんだろうって思って。