2021年7月22日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、おぎやはぎの矢作兼が、小林賢太郎に対する菅首相の「言語道断」発言に怒りを感じると語っていた。
矢作兼:でも、本当に未熟なんだよね。
小木博明:そう。あの頃ってそうなんだよ。
矢作兼:若手の時って、言っちゃいけないことと、そのわざと言っちゃいけないことを言うとかさ。
小木博明:そう、そう。
矢作兼:そう、そう。だから、手にとるように分かる、俺は。
小木博明:あの時代ね、まだ売れてない時で、自分の発言に影響力があるなんてまず思わないから。
矢作兼:思わないから。
小木博明:ずっとライブでやってきてたから。
矢作兼:そう。
小木博明:で、ネットもない時代で。これ本当に狭いお客さんの中のだけで話してたものでしょ?多分。
矢作兼:そう。で、そんなこと実際思ってもないことを言ったりとかさ。それはまぁ仕方ないとして。俺も知らなかったけど、YouTubeの売上とか全部寄付してるんでしょ?
小木博明:そう、寄付してちゃんとね。
矢作兼:そういうこともやってるってことだけは皆さん知っていただいて、ということで。
小木博明:うん。
矢作兼:だから今回はね、過去の発言とは言え、オリンピックという国際的な行事に関わる人がそういうことを過去に言ってたってことで辞めてもらうってことは致し方ない…っていう言い方だったら納得できるけど、「言語道断」っていうのは腹が立つね。
小木博明:それ、誰が言ってたの?
矢作兼:ふふ(笑)そんな言い方…
小木博明:ん?
矢作兼:今の俺ぐらいのが良いよな?
小木博明:まぁ、良いよ。普通そうよ。
矢作兼:致し方ないよな。「続けるべきではない」とか、それはバレちゃった以上、分かっちゃったわけじゃん、過去の発言とはいえ。
小木博明:そうよ。
矢作兼:それはやっぱり「ふさわしくない」って意味で、辞めることに関して、俺が本人だとしても「仕方ないです、すみません」で。
小木博明:しょうがないよ、それは。
矢作兼:過去のことは言え、自分が悪かったんだから。
小木博明:そんな発言をしたことで、ボケとはいえね。
矢作兼:うん。致し方がない。でも、「言語道断」って言う?
小木博明:誰が言ったの?それ。
矢作兼:え?いや、分かんないけど。
小木博明:ふふ(笑)なんでだよ(笑)
矢作兼:俺は言いたくない人なのよ、実際。誰とは言わないけど、国を背負ってる人がいたとします。
小木博明:うん。
矢作兼:俺なんかね、いつも思ってるのはね、今回のコロナでもオリンピックでもそうだけど、「いやいや、こんなもん誰がやったって大変なんだから、そんなみんなさ、責めんなよ」と。
小木博明:うん。
矢作兼:「可哀想じゃないか」って派なの、俺。でもみんなが俺みたいな奴だったら、本当に調子乗るだろ、政府って。
小木博明:あ、言っちゃったよ。
矢作兼:政府って言っちゃったけど(笑)
小木博明:口滑らしたよ、今。
矢作兼:みんなが俺みたいな人間だったらよくないから、ワイドショーとかでも「いいよ、そんな可哀想だ、言ってあげないでくれよ」っていう人が必要だなって思うの。
小木博明:はい、はい。
矢作兼:全員が俺だったらヤバいから。その俺がだよ、何ならフォローしてあげるぐらいの俺が、酷いと思う、「言語道断」っていうのは。
小木博明:たしかにね。
矢作兼:ねぇ。
小木博明:多少は守ってあげて欲しいなって思うなぁ。
矢作兼:守る発言は要らないのよ。「致し方ない」でいいのよ。
小木博明:自分らで選んだ人だから…まぁ、あの人は選んでないけど、優しくね、言ってあげてもいいと思うの、俺は。
矢作兼:優しい言葉も要らないの。でも、「言語道断」は凄いイヤだよね。
小木博明:キツイわね、たしかにね、あれは。言い方ね。