2021年5月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、「これからはどんなお笑いが流行ると思う？」とデビュー当時に吉本興業の社員に質問されてその先見の明を褒められたと明かしていた。
博多大吉：昔のことをちょっと考えて、思い出したんですけど。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：僕、本当に福岡吉本に入って、怒られっぱなしだったんですけど。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：唯一、褒められたことがあって。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：それは、社員さんから「お前、どういう芸人になりたいんだ？」って言われた時に、よく分かんなくて。みんな「さんまさんみたいになりたい」とか、「たけしさんみたいになりたい」とか、華丸とか竹山とか言ってたと思うんですけど。
赤江珠緒：はい。
博多大吉：まぁ、そんな感じでみんな言うけど、僕もう怒られ過ぎて、もうなりたいなんて口が裂けても言えないっていうか。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：言いづらいっていうか。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：本当に心からなれないって分かってたから。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：「誰やったらなれるかなぁ？」って感じで。
赤江珠緒：ちょっと待って(笑)それ、「どうやったらなれるかな？」って言って、今から出す方、大丈夫ですか？
博多大吉：大丈夫です、この方なら大丈夫です。僕、「Mr.オクレさんみたいになりたい」って言ったんですよ。
赤江珠緒：あ、そうですか(笑)
博多大吉：疫病神みたいな感じの(笑)
赤江珠緒：なんかね。分かります、分かります。
博多大吉：お金がないキャラの。たまにお芝居も途中、ちょこっと出てきて、笑いとってすぐ帰る、みたいな。あんな感じやったらなれるかもしれないって思いから、「なりたい」って言ったら、そこでもまた死ぬほど怒られて。
赤江珠緒：いや、だってその方の圧倒的な存在感があってこそですからね。
博多大吉：「オクレさんは、色んな紆余曲折があって、たどり着いてあのキャラになっとんのや」と。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：「だからと言ってね、ちょっと楽そうやからって、オクレさんになりたいとかって言う、19、20歳のお前を今後誰が応援すんねん、ボケ」とか言われて。
赤江珠緒：うわぁ(笑)
博多大吉：まためちゃめちゃに怒られて。「あ～あ、また怒られた」って思ってたんですけど、その次の質問が、「じゃあお前、これからはどんなお笑いが流行ると思ってんねん」と。
赤江珠緒：うわぁ、どんどん突き詰められますね。
博多大吉：うん、言われた時に、よく分かんないけど、「僕はこれからは、テレビが一人一台になる時代になると思います」と。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：そういう時代になってたの。段々、子供部屋に一台が当たり前になって、どんどんビデオが普及してきて、レンタルビデオ屋さんの全国チェーンがちらほら出だしたぐらいで。
赤江珠緒：うん。
博多大吉：「みんなが色んなものを見だすから、今後は凄くマニアックなお笑い、一つ一つのジャンルがどんどん細分化されていくお笑いが流行ると思います」って。
赤江珠緒：おお！それは先見の明じゃないですか？
博多大吉：その時に褒められたの。「さっきのオクレさんの件はどうかと思うけど、お前の考えは正しいから、そのために何かやれることを探しながら頑張るしかないんちゃうか？解散！」みたいな(笑)
博多大吉：はっはっはっ(笑)
赤江珠緒：よかった、落とし所が見つかってよかった、怒る方もっていう(笑)
博多大吉：っていうことを言われたんですよ。
赤江珠緒：でも、それは大分前ですよね？
博多大吉：90年。衛星放送が始まるとか、チャンネルが増えるよとか、そういうことも色々言われてたんで。
赤江珠緒：はい。
博多大吉：まぁ、僕以外、誰もが思いつくことだったと思うんですけど。
赤江珠緒：いや、早いと思いますよ。
博多大吉：そう？褒めてくれる？
