2021年4月29日放送のMBSラジオ系のラジオ番組『アッパレやってまーす!』(毎週月-木 22:00-23:30)にて、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、「みんなに好かれよう」と思って疲弊してしまう人にアドバイスを行っていた。
加藤浩次:元々は、「8対2の法則」って言って、パレートっていう人がパレートの法則っていうのを作ったんだけど。
小峠英二:ああ。
加藤浩次:会社は、2割の優秀な社員が会社の売上の8割を上げている、と。
小峠英二:へぇ。
加藤浩次:で、その数字っていうのは大体、変わらないんだって。世の中でその2割と8割っていうのがあって。それを進化させた人がいて。
小峠英二:ほう。
加藤浩次:「2:6:2」っていう法則を出した。たとえば、どんだけ有名な人でも、2割の熱狂的なファンと、6割のどっちでもいい人と、2割の好きじゃないって人が出てくる。
小峠英二:ああ、なるほど。
加藤浩次:たとえば、本当に有名なアーティストの方でも、あんまり売れてなくてちょっと出てきた若手でも、「2:6:2」っていう。本当に好きな2割。もちろん、全体の数が少ない場合もあるよ。
小峠英二:ああ。
加藤浩次:たとえば、若手の芸人だったら1000人、2000人。でもテレビ出るようになったら、何十万人と見てくれる。
大谷映美里:うん、うん。
加藤浩次:でも、2割好きで、6割普通で、2割嫌いって数字って、あんまり変わらないんだって。
小峠英二:へぇ。
加藤浩次:そう思うと、凄い気が楽になるんじゃないっていう。みんなに好かれようと思うから、ちょっと辛かったりするじゃない?
小峠英二:うん、うん。
加藤浩次:アイドルなんかそうじゃない?
大谷映美里:いやぁ、本当にそう。
加藤浩次:うん。でも、アイドルでも「2割は私のこと好きなのよ」と。で、あと8割は別にそうでもないんだ、と。
大谷映美里:うん。
加藤浩次:結局、みりにゃがどんどん有名になって、言ったらソロで東京ドームでやるようなアーティストになっても、その数の比率って変わらないんだって。
小峠英二:へぇ。
加藤浩次:ただ、パイはデカくなるけどね。1000人しかいないのが1万人、10万人になると、2割だったら2万人、4万人ってなってくんだけど。
大谷映美里:うん、うん。
加藤浩次:その割合って思ってたら楽になるじゃない?だって変わらないんだもん、今と。そしたら、どんどん自分を出していった方が、この2割は強固になっていくっていう論理なんだってよ。
小峠英二:ああ。