2019年8月18日放送のJFN系列のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(毎週日 20:00-21:55)にて、お笑い芸人・有吉弘行が、『ザ・ノンフィクション 新・漂流家族2019夏』のラストでキャンプへ行くシーンに「スタッフの意図を汲んでるのでは」と指摘していた。
有吉弘行:大家族の話だけどさ、やっぱり長男の子が仕事上手くいかないのよ。
和賀勇介:はい。
有吉弘行:全然。バイトもすぐ辞めちゃうんだって。
和賀勇介:はい。
有吉弘行:それで、いろいろ家族が上手くいかないの、お父さんもなんて言っていいか分かんないし、お母さんも。
和賀勇介:はい。
有吉弘行:やっぱり思春期のさ、そんな「目標見つからない」って言ってる子供のことだからさ。
和賀勇介:うん。
有吉弘行:よくドキュメンタリーとかによくありがちなんだけどさ、最終的にどういう解決方法か知ってる?
和賀勇介:解決するんですか?
有吉弘行:まぁ、一応な。一応の解決を見るわけだけど。一応、それでいい方向に行った、というふうに終わるんだよ、一応。
和賀勇介:はい、はい。
松崎克俊:履歴書かなんか書いて…
有吉弘行:バイト先に送る履歴書も、「俺、字汚いから。書くのイヤだから、母ちゃん書いてくれよ」って言うの。
松崎克俊:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:まぁ、そういうこともあるんだけど、違うの。最終的には、キャンプに行くっていう。
松崎克俊:はっはっはっ(笑)まぁ、笑ってはダメなんですけど(笑)
和賀勇介:そういうもんなのかぁ。
有吉弘行:家族でキャンプへ行ってみるっていう。
和賀勇介:へぇ、最後が。
有吉弘行:なんか、随分あの人たちも密着。特に奥さんの方は、密着をずーっとされてきてるからさ。ちょっとやっぱり、どっかでスタッフの意図を汲んでるんじゃないかって(笑)
和賀勇介:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:それはヤラセとかそういうことじゃなくて、無意識に。「なんか山場でも作ってあげようかなぁ」とかさ。
和賀勇介:ふふ(笑)はい。
有吉弘行:どっか優しい人だったら、思うんじゃない。なんかやっぱり、俺らでも多分、ドキュメントだ、密着だってずーっと1ヶ月でも付かれてたらさ、「ちょっとなんかやってやろうかな」って思うじゃない。
松崎克俊:うん。
有吉弘行:やっぱ俺、電波少年で半年行ってた時も、随分何にもなかったら、最初の頃はね、ちょっとサービス精神で何かふざけてみようかな、とかさ。
松崎克俊:ああ。
有吉弘行:思い切って、あの怖そうなおじさんに話しかけてみて、トラブルでも起こんないかなぁ、なんて。そういう、誰に言われるわけじゃないんだけど、自分の中のサービス精神みたいなものが働くんだよね。
和賀勇介:なるほど。
有吉弘行:そういう意味ではちょっと、なんかこう上手くいかないし、解決策も見当たらないし、ディレクターも可哀想だし、「そうだ、キャンプ行ってみるか」みたいに思ってる節もないかなって。
和賀勇介:ああ、はいはい。
有吉弘行:まぁ、そんなことをね。
和賀勇介:家族が笑顔になればいいですね。
有吉弘行:「生きてぇ~る」さえ流すタイミングを見つけてあげようかなっていう(笑)
和賀勇介:はっはっはっ(笑)そうですね(笑)
有吉弘行:「はい、ここでしょう」みたいな(笑)
和賀勇介:分かってんのかなぁ、そこまで考えてんのかな(笑)