2020年11月3日配信開始となったYouTube上の「カジサック KAJISAC」チャンネルにて、放送作家・高須光聖が、『水曜日のダウンタウン』は「芸人やタレントの手の内を知っている」視聴者を「もう一個面白くする」企画で楽しませていると指摘していた。
高須光聖:ニッチなところを突いてくるような笑いを、それこそ今『水曜日のダウンタウン』やってる藤井とかは…
カジサック:はい。
高須光聖:これもよく言うねんけど、世の中の人がテレビのルールを結構知ってるから。
カジサック:うん。
高須光聖:『アメトーーク』のように、「芸人生理ってこうなんだ」っていう上で、成り立ったトークをしてるやん。
カジサック:はい、はい。
高須光聖:そんなの昔、なかったわけやん。
カジサック:はい。
高須光聖:手の内を知らずに笑ってた。
カジサック:そうですね。
高須光聖:でも、その手の内をバラした上で、もう一個面白くするっていう。
カジサック:うん。
高須光聖:だから、「ここまで行ったら、ヤバイんじゃない?」っていうのを心配してくれんのよね。
カジサック:ああ、そうか。昔、そんなのなかったですもんね。
高須光聖:だから、『水曜日のダウンタウン』っていうのは、ずっとその縁を歩いてて、「ヤバイんちゃう?落ちるんちゃう?これ」みたいな。
カジサック:うん。
高須光聖:その落ちるラインの企画であるっていうものを吸い上げてると、世の中の人も、「ええんか?それ」みたいな。
カジサック:たしかに。
高須光聖:ちょっとワクワクしながら、その別に大きな笑いがあるわけじゃないけど、その視点とその目線っていうのを楽しんでるっていうような、バラエティの作り方は多分あるんやと思うけどね。
カジサック:なるほどね。
高須光聖:それを分かってるが故の企画の作り方っていうのはあると思うね。
カジサック:『水曜日のダウンタウン』は分かりやすいですね、その辺ね。
高須光聖:それは藤井の優秀なところやと思うね。