岡村隆史「コロナと風俗嬢」発言を真っ先に問題視した藤田孝典氏、岡村への個人攻撃ではなく「社会福祉・社会保障の整備についての議論」を望む

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2020年5月11日放送の文化放送系のラジオ番組『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、社会起業家・藤田孝典氏が出演し、ナインティナイン・岡村隆史の「コロナと風俗嬢」発言を真っ先に問題視した一方で、岡村への個人攻撃ではなく「社会福祉・社会保障の整備についての議論」を望んでいると語っていた。

大竹まこと:今回、岡村発言ならびに、その反響。

藤田孝典:うん。

大竹まこと:色んなことが世間で大きくなっております。岡村は「お金を稼がないと苦しい女性が、風俗に来ることは楽しみ」と発言し、それに対して藤田さんは、「女性の貧困化を待ち望む性的搾取を待ちわびる下劣さ」とおっしゃってます。

はい、これがもとで結構SNSの世界では、この後もかなり色んな反響がひしめいているっていうんですか、収集がつかなくなってるって言うんですか。

太田英明:これ整理しますと、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史さんが、『オールナイトニッポン』の中で、コロナ騒動で経済的に疲弊する人が出てくる、と。そうなると、若い女性が風俗に勤めるようになる、というような発言をしたことに対して、非常に批判を浴びまして。

大竹まこと:うん。

太田英明:で、岡村隆史さんご自身もお詫びして、一件落着するかと思いきや、SNS上で批判が収まらず、今、広がっているところがあって、逆に岡村叩きが過ぎるんじゃないか、というような声も逆に上がってきている、と。そういう状況があります。

大竹まこと:はい。最初に、藤田さんのご意見がYahoo!ニュースに載っておりますけど、この時点から藤田さんの中で、色んなことがお考えはどうなっていったのかをお聴きしたいんですが。

藤田孝典:はい、ありがとうございます。私はずっと生活困窮者の方の支援活動をしてきてるんですね。

大竹まこと:はい。

藤田孝典:で、その中には、シングルマザーのお母さんとか、女子学生の方もそうですし、様々、生活に困窮される方の相談を受けてるんですが。

大竹まこと:はい。

藤田孝典:やっぱり、社会福祉・社会保障が非常に弱い状況もあって。

大竹まこと:うん、うん。

藤田孝典:なので、自分の性を売らないと生活が成り立たないんだという方が、現実的に多いんですよね。

大竹まこと:うん。

藤田孝典:なので、本来は私達、支援活動をしている立場からすると、もうちょっとちゃんとした、社会福祉・社会保障とか、そういったものを整備するっていう方向性に議論を持っていっていただけるとありがたかったなぁって思いますね。

大竹まこと:なるほど。ですが、おっしゃることはよく分かるんですが、これから色んな反響があって、岡村自身も僕は、2時間半ですが、まるごと謝ったのは聴いたんですが、もう一回、その後ももう一度、そんなことをラジオで話したらしいですね。矢部も加わって。

藤田孝典:うん。

太田英明:相方である矢部さんが、久々に『ナインティナインのオールナイトニッポン』に出演して、ずっと岡村さん一人でやってたんですけど、久々に二人一緒になって。で、矢部さんがきつく叱責をするという形で、さらにお詫びをするということがありました。

大竹まこと:かなり岡村に対する圧力も強くなっております。もちろん、岡村の発言は、許されるもんじゃありませんから、その部分は僕も当然だと思うんですが、この騒動がここまでラジオで謝ったりもしてるんだけど、収まりがつかない、と。そのことに関してはいかがですか?

藤田孝典:そうですね、今一番ナイーブな時期だと思いますね。みんなが生活に困っていて、将来が見えにくくて、自分の生活がどうなっていくんだろうっていう中での発言でしたので、かなり心にダメージを受ける方もいるし、大きなインパクトがあったんではないかな、と思いますね。

大竹まこと:うん。

藤田孝典:なので、できればこの発言を受けて、生活に困窮する方とか、将来に不安を抱えてるいる方に前向きなメッセージを発していただいたりとか。

大竹まこと:うん。

藤田孝典:社会福祉・社会保障を充実させていくことが大事なんだよってことは、これからのメッセージとして、岡村さんも発していただけるとありがたいですよね。

大竹まこと:そうですか。

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