2020年9月9日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、テレビ番組での企画が「イケイケドンドン」で過激になり過ぎてしまったため一気に抑圧される風潮になったと指摘していた。
加藤浩次：今できないことが、いいと俺は言わないんだけど。
佐久間宣行：うん。
加藤浩次：全然、それがやりたいとかっていうことも今も別にないんだけど。
佐久間宣行：うん。
加藤浩次：なんかもう、「ギリギリまでやっちゃえ」みたいなところが、締め付けに入ってたんだろうなぁって、ちょっと思うんだよね。
佐久間宣行：ああ、分かります。
加藤浩次：もうちょっとあの当時、僕らだけじゃないけど、イケイケドンドンな感じがもうちょっと抑えられてれば、もうちょっと違ったふうになったんだけど、行き過ぎたからやっぱりこう、みんなが抑え出すというか。
佐久間宣行：うん。
加藤浩次：世の中自体も、「そこはやり過ぎだろ」って言い出すっていうね。
佐久間宣行：はい、はい。
加藤浩次：一番ダメなところなんだよなぁ、そこってなぁ。
佐久間宣行：コンプラとはまた別ですもんね。
加藤浩次：別、別。
佐久間宣行：コンプラで何か傷つく人がいるから、表現を変えていくというのは当然。その方が面白くなることもあるけど。
加藤浩次：うん、うん。
佐久間宣行：それとは別に、「企画を攻めなくなる」というのは別ですもんね。
加藤浩次：全然別。だから、そこの…何だろうなぁ、刺青彫るとかさ、コントよ？
加藤浩次、劇団ひとりが「背中に刺青を彫る」という過激企画を行っていた『本能のハイキック』について「テレビ業界というろうそくの最後の灯火」
佐久間宣行：そうですよね。
加藤浩次：言ったらね。劇団ひとりが本当に入れ墨彫るわけないんだから。
佐久間宣行：うん。
加藤浩次：だけど、何回かは刺してるよね(笑)
佐久間宣行：刺してますよね、絶対ね(笑)
加藤浩次：何針かいってるよね。そこがダメなんだよ。
佐久間宣行：ダメだけど、そこが面白いんですもんね。
加藤浩次：そうなんだよね。
佐久間宣行：彫らないんだけど、一針、ニ針行くのが面白いんですもんね(笑)
加藤浩次：ぶっ刺してるから、痛いって泣いたりとかやめるっていう、コントに入れるっていうのはあるんだけど。あそこの時に、驕ってた部分もあるのかなぁ、番組作ってる側も、やってる側も。
