2020年8月14日放送の北海道放送の番組『ジンギス談!』(毎週金 24:20 – 24:51)にて、お笑い芸人・狩野英孝が、『爆笑レッドカーペット』『エンタの神様』でブレイク時も、マセキ芸能社でウンナンらが出演した番組の「VHSをDVD化するバイト」をしていたと告白していた。
狩野英孝:15年ぐらい前に、ウチのマセキ芸能社が引っ越しをしたんですね、事務所を。
トシ:ほう。
狩野英孝:その時、事務所で倉庫を借りてて。その倉庫に、昔の『ウリナリ』とか『夢で逢えたら』とか、全タレントが出たビデオテープがバーッて並んでるんです。
タカ:うん。
狩野英孝:これ、事務所引っ越しをするから、コンパクトにしたいってことで、DVD化したいと。
トシ:ああ。
狩野英孝:で、なんか分かんないですけど、当時、全然仕事なかった僕が呼ばれまして。
トシ:ほう。
狩野英孝:で、なんだろうって思って行ったら、この作業をやってくれっていうことだったんですけど。「30万円出す」と言われて。
タカ:え?
トシ:凄いじゃん。
狩野英孝:「いいんですか?」って。30万なんて稼いだことないんです、人生で。「やらせてください」って言ったら、後日、僕、6畳一間の部屋だったんですけど、そこにビデオデッキ6台届いて。
トシ:ふふ(笑)
狩野英孝:で、小さいテレビの横に3台並べて。ダンボール2箱ビデオが来るんですよ。それを6台全部ビデオ入れて、DVDも入れて。ずっと24時間、ダビング作業をずーっとやるんですよ。
タカ:ふふ(笑)
狩野英孝:で、最初、2箱ビデオが来て、これをやればいいのかなって思ったら、終わったらまた来る。終わったらまた来る。「あと何本ぐらいあるんですか?」って言ったら、「2600本ある」と。
トシ:はっはっはっ(笑)
狩野英孝:これ、ずっと家でやってて。凄いイヤだったんですけど、30万もらってるから。
トシ:そうだね。
狩野英孝:これ、『レッドカーペット』とか『エンタの神様』に出ながら、ずっとこれやってました。
トシ:え?あの時代?
狩野英孝:あの時代も、忙しい中、ずっとこれやってました。
トシ:なんでお前にやらせたの(笑)他にいただろ(笑)
タカ:どれぐらいかかったの?何ヶ月?
狩野英孝:何ヶ月じゃないです、1年以上です。
タカ:1年以上、30万って凄いなぁ(笑)
狩野英孝:でも、これ美談にするつもりもないんですけど、よかったのは、昔のバラエティをめっちゃ見れたんですよ。
タカ:勉強になるね。
狩野英孝:ウンナンさんとか、出川さんが「こんな番組やってたんだ」ということで、勉強にはなりました。
タカ:それもあったんじゃない?全くお笑い知らないから、事務所側が「アイツ、これを見れば…」と。
トシ:6台ずっと回ってるんでしょ。
タカ:電気代引いたら、結構持ってかれてんじゃない?
トシ:そうだよ、電気代ハンパねぇだろ、それ(笑)
狩野英孝:でも、勉強にはなりました、お笑いの。