2026年3月23日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・高田文夫が、大滝詠一の膨大な知識を与えた二人の女性の存在について語っていた。
高田文夫:来週、萩原健太さんが来るんだけど。この人が、大滝詠一さんのことをいっぱい書いたのよ。
松本明子:ああ。
高田文夫:三日三晩、大滝さんが喋ってくれて。
松本明子:ああ。
高田文夫:それを本にして…10年以上亡くなってから経ったから、本にしてくれたんだよ。
松本明子:はい。
高田文夫:とても良いんだけどさ、色々読んでて、素晴らしいなって思ったのはさ、大滝さんって変な話だけど、同い年なのよ。全く俺と、親しくしてもらったんだけどさ。
松本明子:はい。
高田文夫:でも、凄いじゃん、知識が。膨大な芸能、スポーツね。野球、相撲。あと芸能からお笑いまで。
松本明子:はい。
高田文夫:全て詳しいのよ。あの人は、盛岡かなんだろ?岩手の。で、変な話さ、田舎だからさ、そんな演芸場が近所にあるわけでもないし、映画館があるわけでもないし。
松本明子:はい。
高田文夫:なんであんだけ知ってるかって、物凄い量、俺より超えてるんだよ、大衆芸能の知識が。
松本明子:へぇ。
高田文夫:そしたら調べたらさ、要するにお母さんって方が学校に先生で、小学校の。
松本明子:うん。
高田文夫:お母さん、一人に育てられたんだよ、大滝さんって。で、子供の時、一人になることが多いじゃない。
松本明子:働いてるから。
高田文夫:そうするとね、母親がそれを見て、「あなたね、そんなに読みたかったら私、全部定期購読してあげる」って。
松本明子:へぇ。
高田文夫:凄くない?定期購読だよ、あの時代。俺らの子供の時、定期購読なんかあり得ないからね。
松本明子:ええ。
高田文夫:コソコソって本屋行って、一冊やっと買う、それで友達と交換して読む。それがさ、野球の本でも相撲でも芸能でも、漫画でも、定期購読、全部お母さんがしてくれたの。
松本明子:へぇ。
高田文夫:で、全部頭に入ってるわけだよ。元手かかってんだよ、お母さんが凄いと思うんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:で、大滝さんが大人になって、仕事を始めた時に、ある地方の放送局が整理するんで、レコード室、全部いらないと。
松本明子:膨大な資料。
高田文夫:それを聞いて、大滝さんの奥さんが「あなた、全部買っちゃいなさいよ」って。凄いだろ?(笑)全部のレコードを買って、それで全部聞くわけ。
松本明子:それであんだけ持ってるんですか。
高田文夫:だからあの知識。持ってるのも凄いけどな。だから、あの人の知識量っていうか、膨大な教養っていうか、知性、知識の量っていうのは、二人の女性が作ったんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:お母さんと奥様と。凄いだろ。だから、亡くなった時に、ソファでりんご齧りながら、「ママ、ありがとう」って言って死んでった。
松本明子:ああ。
高田文夫:だから感謝してるんだよ、お母さんと奥様に。
松本明子:へぇ。
高田文夫:でも凄いね、子供の時、そんだけの知識、娯楽を与えるっていうのはさ、素晴らしい。
松本明子:できないですよ、そんな。
高田文夫:そういうことなんだよ。




