2026年5月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 23:00-25:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、ウッチャンナンチャン・内村光良に漫才を続けていることで称賛されて、改めて「立川談志の言葉」の意味が分かったと語っていた。
太田光:俺、その時にしみじみ思ったんだけど、立川談志師匠が最初に俺らに会った時にさ、お前のことを指さしてさ、「いいかお前、このチビ切るなよ」って言ったって話は、結構方々でしてるけど。
田中裕二:はい、はい。
太田光:あれ、端折って言ってるけど、実はまぁ何回か言ったことあると思うけど、その意味っていうのを、談志師匠は言ってるわけだよ。
田中裕二:うん。
太田光:っていうのは、「お前な、これから色々やるだろうけどもな、帰る場所必ず作っとけ」と。
田中裕二:うん。
太田光:で、「このチビ切ったら、お前もう漫才なくなるからな。このチビだけは切るな」と。
田中裕二:うん。
太田光:で、それを世間の奴は、俺そこだけ言うもんだから、「田中が凄いんだ」みたいっていう風に、勘違いすんだけど。
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:そうじゃないんですよ、談志師匠が言ったのは。そうじゃないの。それが今になってよく分かるんだけど。
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:談志師匠が言ったのは、「帰る場所を作っとけ」と。「それがお前にとっての漫才だから。お前、色々手ぇ出すだろ。俺もそうだ、たけしもそうだ。たけしは映画がある。映画を見つけた。アイツは映画に帰る場所がある」って。
田中裕二:うん。
太田光:。で、「俺には古典落語がある。お前にとってそれが漫才だから。だからこいつを切るんじゃねぇぞ、このチビを」って。
田中裕二:うん。
太田光:「漫才という場所を確保しとけ」って言ったわけだよ。
田中裕二:それを言ってたね。
太田光:で、それがウッチャンに言われて、「あ、談志師匠の意味ってそういうことだったんだ」って。こんなさ、ちまちま毎回揉めてさ、お前とさ、漫才やって。
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:何にも見返りもない。何もないじゃん。でも、見返りとかでやってるわけじゃないけど。「何してんだろうな」なんて思いながらさ、誰も褒めちゃくんないし、こんなことね、やってるけど。ウッチャンがそうやって見てくれてだよ。
田中裕二:うん。
太田光:「最近になってそう思う」って言ってくれてだよ。で、だって俺らウッチャンナンチャンにくっついていったようなもんだから。
田中裕二:そうだね、デビューのね。
太田光:そう考えたらさ、ありがたいなと思ったら、「あ、そういえばあの談志師匠の言葉って、もしかしたらこういうことなのかも」って思ったのは、例えばウッチャンは……言ってみりゃ紅白の司会もやって、『イッテQ』もやって、要するにテレビの中に居場所があるわけだよね。
田中裕二:うん。
太田光:それで、談志師匠はあの時に同時に「お前、天下とっちゃえ」って言ったんだけど、同時に「コイツを切るな」って言った。天下とっちゃえってことは、テレビでね、天下とっちゃえってことだけど、だけどそれと同時に、「コイツを切るな、漫才は捨てるな」っていうのは「コイツ天下とれねぇだろうから」って。
田中裕二:うん。
太田光:「もし、それだったら帰る場所を作っとけ」っていうの、実は一緒に言ってたんだね、あれは。
田中裕二:ああ、そうか。
太田光:俺はそう思う。で、だからウッチャンにそう言われた時に、ようやく談志師匠のその言ってた意味が、「あ、そういうことか」って。


