2020年1月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、NHK紅白歌合戦で披露された「AI美空ひばり」はわざとクオリティを落として「ロボっぽく」しているのではと指摘していた。
伊集院光:AI美空ひばりってさ、俺のちょっと変な見方かもしれないけど、もっとできるよね?恐らく。
だって、今やさ、ロバート・デ・ニーロが、自分の若い頃の役を、CGのロバート・デ・ニーロでやってて。しかも、実写映画で何の滞りもなくできてる。もちろん、生でやるっていうのはあったにせよだよ。
「AI美空ひばり、あんなロボっぽくやる必要あるか?」っていう。これ、わざとなんじゃねぇかと思って。要は、紅白を見ているおじいちゃんおばあちゃんからしたら、「生き返った!」っていう感じのクオリティまでしない方がいいのかな、みたいな。
俺らが中学生ぐらいで初めて「ロボットダンス」って世の中に出たときは、ロボットってあんなだったけど。「もはや、ロボットダンスってなんだよ」って話じゃん。
ロボットの方が絶対、今、人間よりもヘタすりゃすげぇダンスを踊るから。あんなカクカクしないじゃん、きっと。
美空ひばりも、何の問題もなくできちゃうっていうことを、会議で「ちょっと待って」って。「これ、もうまんま生き返った感じじゃん」っていう。「声ももっとできるけど、これだと、美空ひばりさんになっちゃって、AI美空ひばりさんだって分かんないから、こめかみにボルトを2つハメて、口のところにもちゃんと線を入れて」っていう。
その感じで、「川ノォ流レノォヨォニィ~」をやった方がいいんじゃねぇかってなって
、さすがにそれはAIじゃなくてロボだろうっていう話になったんじゃねぇかって思って。だって、みんな思ったよね。見た感想ってさ、「んん…」っていう感想だったよね。