2025年12月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、AIの国際的な開発競争で「一党独裁の国」での開発が「猛烈なスピードで進む」理由について語っていた。
伊集院光:AIが好きか嫌いかで言うと、あんまり好きじゃないです。それこそ、わかんないけど、師匠について芸を盗めとかやってきたわけだからね。話術とかも一生懸命、何とかしたつもりだ から。それを勝手に「学習しましたけど」って言われるのが、好きか嫌いかで言うと、好きではないけど。
でも、止められんのかってところで言うと、絶対もう止められないじゃんって思うんですよ。じゃあ、権利関係がはっきりしてる国同士でやると、それは学ばないわけじゃないですか。でも、はっきりしない国ってありますよね。
で、そこを経由しちゃえばできちゃうわけですよね。「エ口ダメですよ」って言ってるところと、「大丈夫ですよ」っつっていうところあるわけじゃないですか。だって、「ドラえもんが血だらけの絵描いてください」って言うと、描いてくれるAIと、描いてくれないAIがあるじゃないですか。
結局ね、「ちょっとそれ、思い込みが過ぎんじゃないの?」って言われるかもしれないけど、その時にみんな話した時に、誰とも言わず議題の中心で俺は「なるほど」って思ったのは、強烈な一党独裁の国とか、強烈な独裁主義の国とか、あとは自分たちが全く理解できてない宗教の決まりが中心に通ってる国とかも、AIって作れるわけじゃないですか。で、そうするとそういう国は最終判断が1個に決まっているので、猛烈なスピードで進むっていう。
みんなが理解できるものを、とか間違った答えを出さないものをってやってく場合に、最後の選択肢が1本しかないっていう国のスピードには敵わないし。そういうところが国交はしないけど、例えば著作権に関する国交はしないけれども、ネットワークが繋がるってところは、おそらく完璧に全部フリーで使っていくわけですよね。
そうなった時に、その制限をかけていくことに対して、積極的だっていう形の紳士的なAIみたいなものが、「勝てます?」っていう。多分、それはガソリン車と、それからEV…おちんちんが勃たないやつは?EDです(笑)
よく俺がやる、久々に会ったカミさんの、鼻の軟骨を携帯の角で砕くやつは?DVだけど、それにしてもすげぇな(笑)やらねぇよ、そんなこと(笑)
そのEV、一時期さ、EVってもんが出だした頃にさ、みんながEV行く、EV行くって言っててさ。で、二酸化炭素の排出量みたいのをさ、「どうなんの?」って言ってる時に、アメリカが一気に抜けて。
で、俺らは「まんまこれやるぜ」ってやってる間に、貯めた資金とかで一気にどっかからEVの開発で抜いてくるって言われた時に、「どうする?」っていうか。「それどうすんの?」ってなった時に、気がついた時には、ふんだんな資金を化石燃料の車で得て、で、それで一気にまくってくるとかあるわけじゃん。
それで言うと俺ら、最後の最後にじゃあみんながAIをある程度受け入れようってなった時に、「そういう国とかに勝てる?」って言うと、俺、ちょっと難しいような気がするんだよね。
だから、AIが好きか嫌いかっていう問題と、ちょっと別。で、あと実害がある、ないっていう問題も出てくると思うんだよね。だけど、雰囲気で「AIってダメなんじゃね?」っていう感じは俺はもう無理ってところに。残念ながら、かもしんない。残念ながら無理っていうところまで来てるから。
なんかそれを割と根拠がないまま「AIに仕事取られるから」とか、「AIは真心がこもってないから」みたいな場合では。もうその局面は、俺は超えているかなってちょっと思ってんね。


